◆◆ 転移性前立腺がんの患者さんに対する前立腺への放射線療法 その3 ◆◆
新型コロナウイルス感染症は全国的には、減少してきているようですが、東京では200人前後の新規感染者が見つかっています。
どうしても、新型コロナウイルス感染症との戦いが長期戦となると、気が緩みがちになります。
3密を避け、外出後のうがい、手洗い・消毒をがんばりましょう。
こういう中ですが、
10月の京都出張で、おひとりの方、
11月の関東出張時に、おひとりの方
お会いする予定です。
それぞれ、おひとりぐらいは、追加でお会いすることができるかもしれません。
希望があれば、メールで連絡ください。
前立腺がんに対する治療には、大まかに6つあって、
1. 経過観察
2. 監視療法
3. 手術(根治的前立腺摘除術)
4. 放射線療法(外照射/内照射)
5. 内分泌療法(男性ホルモンを下げる治療)
6. その他(抗がん剤治療、放射線同位元素治療など)
があります。
お示しした6つの治療法の中で、根治療法と考えられるのは、手術療法と放射線療法です。
前立腺がんが前立腺内に限局している、もしくはそれに近い状態の時に、根治療法としての手術療法と放射線療法は考慮、選択されます。
前回お話ししたように、いままでの泌尿器科医の常識です。
逆に言うと、骨や内臓などに遠隔転移がある場合や明らかにリンパ節転移を認める場合は、手術療法と放射線療法はお勧めではないということです。
前回転移性前立腺がんの患者さんに前立腺への放射線療法に効果がある、延命効果があるかもしれないとお話ししました。
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