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上杉隆の「ニッポンの問題点」 Vol.537『 日本に多い世襲議員 』

上杉隆の「ニッポンの問題点」
Vol.537 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 上杉隆の「ニッポンの問題点」  『 日本に多い世襲議員 』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今回のメルマガでは上杉隆がyoutubeチャンネルにて紹介しました「世襲議員 のからくり」(文藝春秋 2009年5月発行)からご紹介します。 19年前の毎日新聞(1990年11月4日)には、三世議員である森英介・現法務大臣 のインタビュー記事「国会一年生のひとりごと」が載っている。〈ぼくは典型 的な世襲候補だが、父(故美秀氏)の後をやるかやらないか、という時に自問し ました。それが政治家を志す者の最低のというか、前提条件でしょう。急死で、 そんなこといってられなくなったんですが、ちょっと踏み込めないなと思った。 ところが、今、平和なのか、命懸けというか、そういう心構えがなくても、務 まっちゃうんだね〉 この年には福田が、その次の選挙(93年)では安倍が、それぞれ初当選を飾って いる。安倍元首相は父・晋太郎、祖父・寛も代議士であり、言うまでもなく岸 信介から数えて3代目だ。父・赳夫の秘書からスタートした福田元首相は2代目。

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