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(1/2)【将棋ブームのなかの女流棋士】津田大介の「メディアの現場」vol. 409 part1

津田大介の「メディアの現場」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 津田大介の「メディアの現場」 2020.9.18(vol.409/part1) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ──Don't lose your temper── みなさん、こんにちは。津田大介です。 城崎温泉にある城崎国際アートセンターで上映された市原佐都子さんが主宰するQの 「バッコスの信女」を見てきました。実はこれ、あいちトリエンナーレ2019で上演 された演劇で、僕は最終日に見ることができました。感想としては「衝撃!」の一 言で、「情の時代」というテーマともぴったり。ガツンと頭を打たれたような気分 になり、最後まであいちトリエンナーレ辞めずにがんばってよかったなあと感じた ことを覚えてます。 あいトリ開催中に見たときは、状況が状況でしたから、記憶もあいまいな部分があ るんですが、2回目は冷静に振り返ることができましたし、緻密に計算された台本と 演出を堪能できました。 ジェンダーの問題や、女性の行きづらさの問題をギリシャ悲劇の構造を借用しなが ら、あっと驚く展開で見せる。僕の周りの女性はみんな号泣しながら見てましたね。 そして何よりうれしかったのは、この戯曲が演劇界最高の権威である「岸田国士戯 曲賞」を受賞したことです。先日コロナで延期されていた授賞式が無事開催された んですが、そこで大きな「事件」が起きました。市原佐都子さんが受賞のスピーチ で、演劇界のジェンダー不均衡について言及。岸田国士戯曲賞のあり方に対して真

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  • テレビ、ラジオ、Twitter、ニコニコ生放送、Ustream……。マスメディアからソーシャルメディアまで、新旧両メディアで縦横無尽に活動するジャーナリスト/メディア・アクティビストの津田大介が、日々の取材活動を通じて見えてきた「現実の問題点」や、激変する「メディアの現場」を多角的な視点でレポートします。津田大介が現在構想している「政策にフォーカスした新しい政治ネットメディア」の制作過程なども随時お伝えしていく予定です。
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  • ●毎月4回発行(不定期) ※年末年始、大型連休は月3回発行となる場合があります