今週は【 基本のメール作法 】として
「文末の表現」についてです。
1.変わりゆくメールの文末の言い回し
2.常体か? 敬体か?
3.「…と思う」の使い方
4.過去形より現在形を
5.強要する言い回しなっていないか?
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< 文末の表現 > 1.変わりゆくメールの文末の言い回し
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▼ あなたはどう感じましたか?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
事の真偽は別として、話題になったあるメールの一文。
『シークレット・至急扱いで処理して欲しいんだけど、おそくても31日できれば
29日までに△さん宛てに3000万円を振り込むように手配してください(前回、
振り込んだ口座と同じでOK)
項目は、選挙コンサルティング費で処理してね。
○○○○、宮内の指示を仰いで。○○には、こちらからも伝えておくので
心配しないで』
このメールの文末の言い切り方について、50代の男性読者から次のメールを
いただきましたので、ご紹介します。
>~て欲しいんだけど、
>~に手配してください。
>~でOK
>~で処理してね。
>~を仰いで。
>~心配しないで。
>
> このうち、私が全く自然に受取れるのは、「手配してください」だけ
> です(それから、「~OK」もありえるか)。
>
> 残りのものは、男ことばか女ことばか、それどころか、社長が使うべ
> き社用ことばなのかどうか疑わしいものだと、私の年代の者は思いま
> す。
>
> 若い人のメールではこういうのが多いのでしょうか。
件の一文、書き言葉というより、ほとんど話し言葉の感覚で書かれています。
社長から部下への指示メールとすれば、なくもない気はしますが、
かなりくだけた表現ではあります。
そこに違和感、不快感を持たれた方は少なくないでしょう。
あなたはどう感じましたか?
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