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第35回 『鬱の解決01 鬱を理解する為の必須知識とその裏に潜む真実』

- Arcadia Rose -「 K 」のセルフカウンセリング&心理セラピスト講座 上級編
- Arcadia Rose -「 K 」のセルフカウンセリング&心理セラピスト講座 上級編 第35回 『鬱の解決01 鬱を理解する為の必須知識とその裏に潜む真実』 みなさん、こんちには。 Arcadia Roseの「 K 」です。 この度は『セルフカウンセリング&心理セラピスト講座・上級編』を 購読していただきまして、どうもありがとうございます。 今月はシリーズで鬱に関するさまざまな情報をお伝えしていきます。 この講座の大きなテーマの中の1つです。 今回のメインは後半のスイスの精神科医ユングが行った実例ですが、 この実例は極めて重要で、精神の本質な理解に大きく役に立ちます。 鬱の構造を知ることで、人間の心とはどういうものかが見えてきます。 かなり深い内容となりますが、判りやすく丁寧に解説してきます。 がんばってください。 それでは、はじめましょう。 ――――――――――――――――――――――――――――――――― <鬱を理解する為に必要なこと> ――――――――――――――――――――――――――――――――― 今回から「鬱」に関してシリーズで解説していきます。 はじめに重要なことをお伝えしておきます。 ・鬱をしっかり理解するには、鬱以外の「知識」も必要です。 「鬱」という結果だけでは、鬱を理解することができません。 ・「鬱に関する知識」「鬱を解決した実例」 ・「通常の悩みの放置」「思考・心と身体の関係性」 この図の4つの側面から鬱を理解していきます。 とくに盲点となるのが「思考と身体の関係」です。 これは何事にも言えますが、 【周辺知識】を大切に考えるようにしてください 一見、関係のなさそうな「知識」が理解を深める為に、 とても重要な役割を果たします。 たとえば、他の悩み不倫やDV問題に興味が無かったとしても、 その知識があると、本質を理解する為に大きく役立ちますす。 1つのことを本質的に理解するには、 そのものだけを見ていては理解できません。 これは第15講で詳しくお伝えしましたが、 「木を見て森を見ず、森を見て木を見ず」ではなく ・『木(部分)だけ見ていると、森(全体)が見えない』 ・『森(全体)だけ見ていると、木(部分)が見えない』 本質的理解には、この視点が必要です。 ・「木(部分)も、森(全体)も両方必要」 ・「そのもの自体の知識」「周辺知識」も両方必要 ということです。 その為、本質的な理解を深める為には、 【悩みや問題解決の全般に目を向けてください】 【自分の興味のない情報にも目を向けてください】 それでは、「思考・心と身体の関係性」に関する 実例をお伝えしていきます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――― <思考と身体の関係性の実例 蕁麻疹(ジンマシン)> ――――――――――――――――――――――――――――――――― はじめに「思考や心と身体の関係」について解説します。 「思考や心と身体」は深く関係していると言いますが 想像以上に 『遥かに深く関係している』 と考えてください。 基本的な「構造」こうなります。 ・明るい『思考』 →(明るい心)→ 『身体』良好 ・暗い 『思考』 →(暗い心) → 『身体』不調 ここでは、シンプルに(心)の部分を省略して、 『思考→身体』として解説していきます。 「思考の問題」=「身体の問題」 両者は表裏一体と言うイメージを持ってください。 「良い思考」をしている → 体調:良好 「悪い思考」をしている → 体調:不調 そして、悪い思考が続くと身体に異常が出始めます。 つまり、 ・【考えていることが、体調に現れる】 ・【考え方を変えると、体調を直せる】 ということです。これはとても重要です。 もちろん、体調を直すには、 思考を変えるだけでは十分ではありません。 思考が身体に与えている影響を完全に変えるには、 「思考」「選択」「行動」「環境」を変えていき、 結果として、「身体に与える影響が変わる」わけです。 まずはファーストステップとして、 ・【自分の思考を変えると、体調を直せる】 ということを、しっかりと知っておいて下さい。 それでは、実例を見てみましょう。 <実例:思考が体調に出る 蕁麻疹(ジンマシン)> A氏は仕事の急激な変化のストレスから、蕁麻疹が出ました。 そこで、A氏は皮膚科に行きました。 ところが、医師はこう言いました。 「蕁麻疹の原因は医学では判らない。2年続くこともあれば、ふと3ヵ月で治ってしまうこともある。そういうものです」 「薬を飲んでも効かない場合もあります。薬を飲めば治るわけではありません。一応お薬だしておきましょうか?」 と言いうのです。 A氏は「薬は要りません」と答えました。当然です。 薬には副作用があり、身体に悪いものです。 効く保証が無ければ、飲む意味はありません。 しかも、薬を飲まずに何もしなくても、 3ヵ月で自然に治る場合すらあると言うのです。 薬を飲むメリットは何もないわけです。 医師は儲かるので、「薬を出しましょうか」 と言いましたが、当然、A氏は断りました。 そして、3ヵ月後、A氏はどうなったのでしょうか。 ――――――――――――――――――――――――――――――――― <蕁麻疹と鬱の発症と回復への構造> ――――――――――――――――――――――――――――――――― それでは、結果をお伝えしましょう。 A氏の蕁麻疹は薬を飲まずに数か月で治りました。 A氏はどうのように蕁麻疹を直したのでしょうか。 まず、A氏は仕事のストレスが蕁麻疹の原因だと考えました。 なぜなら、A氏はこの時期、大きな仕事の変化があり、 ストレスが増え、それと同時に蕁麻疹が出始めたからです。 そこで、A氏はストレスを減らす為「思考」を変えました。 当初、A氏はいつも通り、仕事の変更に従うつもりでした。 しかし、変更の内容があまりにも不条理でしたので、 A氏は自らの「数年来の考え方」を変えて、 「仕事の業務変更に従わないことにしました」 この 【数年来の思考を変えた】 ことがポイントです。 まずは、『思考と選択を変えた』わけです。 しかしながら、業務変更に従わないものの、 その仕事を全くしないわけにはいきません。 そこで、A氏は仕事のパートナーたちと話し合い、 その仕事を達成する『別の方法』を提案しました。 仕事のストレスを減らすに、 ・自分の考え方を変える → 従うことを辞める ・仕事のやり方を変える → 不条理でない方法 A氏はこの2つを徹底して行いました。 全体の流れとしては次のようになります。 1、思考を変える → 従うべきか真剣に思考 2、選択を変える → 従わず別の方法を提案 3、行動を変える → 不条理無い方法で仕事 4、環境を変える → ストレスの少ない環境 5、身体を変える → 結果的に蕁麻疹が直る A氏はこれらを実行しました。 すると、ストレス無く仕事をすることができ、 結果として、蕁麻疹が自然に消えたわけです。 医師は「直し方は医学では判らない」と言いましたが、 A氏は「思考を変え」蕁麻疹を数か月で完治させました。 A氏が1~5の行動をとらなければ、ストレスは減らず わずか数か月で蕁麻疹は直らなかったかと考えられます。 さらには、医師の言う通りに薬を飲み続けたとしても、 行動しなければ、蕁麻疹は直らなかったと考えられます。 このA氏の実例から 【思考と、身体の状態は完全に繋がっている】 【思考と行動を変えれば、体調は良好になる】 ということが判ります。 この「知識」は【最重要】で、鬱の解決にもかなり役立ちます。 しっかりと知っておいてください。

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