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元共同の新首相補佐官に押し寄せる「マスコミ人の嫉妬」【No.418】

石川ともひろの永田町早読み!
「ともちゃん久しぶり!」 菅新政権が発足し、永田町が湧いていた9月16日、コロナ禍で二次会なんぞ行っていなかった私は、半年ぶりに帯広市出身の女性が経営しているスナックにメルマガ担当者を連れてうかがった。 水割を飲みながら打ち合わせしていると、テレビでおなじみの共同通信記者の柿崎明二さんが渡辺周衆議院議員とともにやってきた。 渡辺議員と柿崎さんは「飲み友」で、このスナックによく来ている。 かくいう私も同郷出身のお店で、私の野遊会などにわざわざママが駆けつけてくれることもあるので、たまに顔を出している。 この日も、カラオケを歌ってお開きになり、渡辺議員とは赤坂宿舎で同じフロアなので歩いて帰った。 1週間後、『柿崎明二氏 首相補佐官に就任』と報道されたその日、私は帯広市から来られた方に同郷出身のお店をご紹介しようと同じスナックにうかがった。 すると、柿崎さんと渡辺議員が入ってきた。 私がすぐさま「補佐官ご就任おめでとうございます!」「菅さんとのご縁はどこでできたんですか?」と尋ねると、「野中広務・自民党幹事長(当時)に、初当選の代議士の中にあいさつに行ったほうがいい人はいますか、と聞いたら菅さんだとアドバイスされたんだよね」とのことだった。 柿崎さんとは以前から懇意にさせていただいている。 中央公論が2012年ごろに「21世紀に活躍する政治家」の特集を組んだところ、柿崎さんからショートメールがあり、「石川知裕と書いておきました」と連絡があった。 小泉進次郎氏などビッグネームが並ぶ中で、逮捕された私の名前を書いてくれたことに感動したものだ。 こういうところが人をひきつけるところなのかもしれない。 こういう人柄だからこそ与野党の政治家に深く食い込んでいた。 立憲民主党の枝野幸男代表にも深く食い込んでいたのはよく知られている。 だから、就任の一報を聞いて野党系の政治家やマスコミ関係者は柿崎氏の首相補佐官就任に反発している。 「いままで安倍政権を批判していたのになぜ?」という思いなのだろう。 だがここに菅総理の狙いがある。 リベラルな言論人を補佐官に取り込むことによって「野党はどう考えるのか?」「リベラル系の言論人はどう批判するのか」を読んで、自身の発信の仕方を決めようとしているのだろう。 首相補佐官がどういう役割を果たしているか見てみよう。 >>▽首相補佐官 内閣官房の官職の一つで、特定の重要政策の企画や立案に当たる。 定員は5人以内。 現在は3人で、木原稔氏と和泉洋人氏は再任。 新たに任命された阿達雅志氏は無派閥で菅氏を支持するグループに所属している。 木原氏が国家安全保障、和泉氏が国土強靱化(きょうじんか)、阿達氏が経済・外交を担当する。 (朝日新聞デジタルより引用) 柿崎氏は当然、メディアマスコミ担当となる。 しかし柿崎氏への報道関係者の嫉妬は凄いのを感じる。 人によっては……

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