レッスンレポート 高齢者向けのエクササイズ指導【原始反射の利用】
10月5日
わたくしは 月に2回、高齢者向けデイサービス施設にてレクリエーションを担当しております。施設担当者さまより 『シンプルで・刺激になり・身体に良い効果のあるものを実施してください』と、依頼されております。
立禅ナビゲーターとしての知識から
椅子に座ったままで出来るシンプルな運動を選んで実施しております。
・経穴(ツボ)を刺激する、叩く体操
・気功動作
・六字訣、八段錦
・纏絲功
など。
動作を正しく行う誘導に加えて、視線(眼球運動)の誘導を加えると身体がしっかりと動くようになります。一言で説明すると
人間の身体には『目玉(黒目)が向いた方向に動きやすい』という原始的な性質があるので それを利用します(原始反射)
眼球運動は 首の傾き、体幹の動き、左右軸の切り替えに大きく関係します。
以上のポイントをふまえて指導を行うと運動の効果が高まります。
簡単な実験例)
・椅子に座ったまま、身体を右にひねり『背後を見る』エクササイズ
・行きたい方向(右)をしっかり見るようにすると、(視線を意識しない場合に比べて)身体はより大きく右に捻る事が出来ます。
同じエクササイズでも、実施前に身体・顔を正面に向けたまた目玉を右に動かす(視野の端を見るような感じで・黒目が右に向くように)ことを数回行っておくと、やはり身体は右に捻りやすくなります。
原始反射は年齢、経験、性別、現状を問わず、誰の身体にもある機能なので、練功や、他のスポーツや日常生活においても上手く取り入れていきたいものですね。
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