大統領選は非言語メッセージの闘いvol.2 ペンスVSハリス副大統領討論会【リーダーシップを磨く言葉の教室】号外

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: スピーチコーチ・森裕喜子の「リーダーシップを磨く言葉の教室」 号外／2020年10月9日号 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ●ご挨拶 おはようございます。 スピーチコーチの森裕喜子（もりゆきこ）です。 昨日、日本時間では10月8日（木）午前10:00から行われた、 米国副大統領選討論会の様子をレビューいたします。 （始めに） このメルマガでは「候補者がどんな風に何を話したか」 記憶に残った「話し方」「目線やジェスチャー」等の非言語メッセージについて 主に考察しています。 立候補されるすべての方に敬意を払いながら 「伝わるリーダーとは」の視点で書くものです。 〜〜〜〜〜 前回の9月30日、 トランプVSバイデンの大統領選討論会は、もう語り草。 色々な意味で歴史に残りました。 あれからたった１週間の間に、オクトーバーサプライズ続きでしたね。 そして昨日の討論会でした。 現地時間10月7日（水）夜9時。 場所はユタ州ソルトレイク。 討論のテーマは６つ。 １）新型コロナ問題 ２）経済政策 ３）気候変動 ４）対中国政策 ５）外交・安全保障 ６）医療保険制度 これほどまでに米「副」大統領の討論会が 注目されたことが、 かつてあったでしょうか。 現役大統領に何かあったら、副大統領がその役を担うことになる。 新大統領が選ばれても、何かあれば副大統領が最高司令官になる。 副大統領対決は、事実上の大統領対決？ のようにも言われていた、この討論。 それも演説に強いと言われる ペンス氏とハリス氏のお二人です。 どんな討議になるのか。 どんなメッセージを有権者に送るのか。 期待して生放送を見ました。 （BS NHKを拝見） しかし・・・ 着座形式なんですね。副大統領の討論会は。 ＜立つと座るは大違い＞ 前回の反省もあってか、 比較的、落ち着いた雰囲気で場が始まりました。 両候補が会場に姿を表れました。 カマラ・ハリス上院議員、 会場に手を振っています。 パンツスーツにハイヒール、いつものスタイルです。 マイク・ペンス副大統領。 もう座る準備ができていましたが、 ハリスさんが座るタイミングを見て 同時に着座しようとしていらっしゃいました。 この辺り、相手への敬意が感じられました。 前回選挙2016年では、ひとつの円卓を囲むスタイルでしたが、 今回はディスタンスを取って別々のデスク。 両者の間には透明の衝立。 コロナ仕様です。 コロナによって、今世界は変わりつつありますが、 それでも世界はこれまで通りに動き続けようとし、 大統領選は予定通りに行われるんですね。 そんな感慨を一瞬持ちました。 ＜討論開始＞ まず司会から冒頭の連絡事項。 やはり、こんなお断りがありました。 ・２分間で答えてください。 ・礼節をわきまえた討論を、相手への敬意を持って臨んでください。 前回のような場にしては、いけない。 そんな決意が会場全体に感じられました。 両者も、いろいろ戦略を考えて来たはずです。 その上、今回は着座形式。 立って話すときよりも、座位ならば感情は抑えやすく、 落ち着いた雰囲気を期待できるでしょう。 ★伝えるヒント：話し方は、場に影響される。 一般的には、