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[高野孟のTHE JOURNAL:Vol.467]何もかも出任せの言いっ放しという安倍政権の無責任

高野孟のTHE JOURNAL
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 高野孟のTHE JOURNAL Vol.467 2020.10.12                  ※毎週月曜日発行 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 《目次》 【1】《INSIDER No.1068》    何もかも出任せの言いっ放しという安倍政権の無    責任ーー例えば、「女性の活躍」はどうなったの    か? 【2】《CONFAB No.467》閑中忙話(10月4日~10日) 【3】《FLASH No.377》    人事をいじくり回す権力誇示でアカデミズムを敵    に回すのかーー日刊ゲンダイ10月8日付「永田町    の裏を読む」から転載 【4】《SHASIN No.412》付属写真館 ■■ INSIDER No.1068 2020/10/12 ■■■■■■■■ 何もかも出任せの言いっ放しという安倍政権の無責任 ーー例えば、「女性の活躍」はどうなったのか? ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■  安倍晋三前首相は何によらず、大袈裟な口ぶりでその 場限りの出任せを言って最初のうちだけやってるフリを して、半年か1年もするともうすっかり忘れたかのよう に、全然別のことを言い出して「やってるフリ」を更新 するという風で、検証も総括もせずに放ったらかしにし てしまう。どうせ国民はバカだから、いちいち覚えてい ないよと思ってそういうことを繰り返してきたのだろう が、そうは問屋が卸さない。安倍の挙動のいちいちをこ れからも粘っこく追及して責任をとらせなければならな い。それは単に過去を振り返るためだけでなく、安倍の 共犯者でありながらそっくりそのまま政権を引き継いだ 菅義偉首相の未来を占うためでもある。 ●「成長戦略の中核」が何だったか覚えていますか?  例えば「女性の活躍」である。多分誰も覚えていない かもしれないが、安倍政権の最初の国民向けのメッセー ジはこれだった。  第2次安倍政権が発足して3カ月、日銀総裁の首を黒 田東彦に挿げ替えて鳴り物入りで「アベノミクス」を発 動させた安倍は、4月19日に日本記者クラブで乾坤一擲 とも言えるテンションの高い「成長戦略スピーチ」をブ チ上げ、その中でこう述べた。

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