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<1090号:世界の政治・経済を決める米国大統領選挙の直近予想>
2020年10月14日: 世界を決める米国大統領選挙
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著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治
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トランプのコロナ感染という珍事すら起こった米国大統領選挙、その行方はどうなるか。未来は、〔現在までの情勢の延長+新しい変化の想定」から、確率的に予想するしか方法がないでしょう。
米国の大統領選挙は、18歳以上の投票権を登録した国民が、50州の選挙人を選ぶ制度です。州単位で比較多数の票を獲得すると、選挙人の総取りになります。選挙人は、およそ州の人口で割り振られていています。人口3000万人のカリフォルニア州(民主党の地盤)がもっとも多く55人、56万人のワイオミング州(共和党の地盤)は、18分の1の3人。選挙人が55人のカリフォルニア州やNY州(選挙人29人)は、毎回、圧倒的な民主党の地盤です。
NY市に多いジャーナリズムも民主支持の空気を反映し「反トランプ」です。CNNが、その代表でしょう。左脇にあるTVで、CNNを見ていると、全米でトランプとは10%の支持率の差があるバイデンで決まりという感じになります。およそ80%の時間は、英語がうるさいので音を消しています。テロップが出るので、見れば内容が分かります。
世論調査では、民主党のバイデンが毎回10ポイント以上、トランプを引き離しています。トランプの勝つ目はないと見えます。
世論調査は、全国からサンプリングするので、選挙人の獲得と比例しません。選挙人の多い州も少ない州も、州単位で1票でも票が多いほうが、選挙人を丸取りするからです。
投票率が55.3%と低かった2016年にも、国民の得票数ではクリントンが上回っていました(クリントン6600万票:トランプ6300万票)。しかし、州単位になる選挙人の獲得ではトランプが圧倒して勝ちました(トランプ306人:クリントン232人)。選挙人の過半数は、270人です。
トランプは選挙人の多い激戦州(スイング・ステート)のフロリダ、オハイオ、ノースカロライナ、ペンシルベニアで僅差ですが、勝ったからです。今回の選挙でも同じことがいえます。選挙人が多い「激戦州」で勝つと大統領です。
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