■「苦難の世界」と「楽笑の世界」
神さまの視点から見れば、世の中には2種類しかない。一つは、笑
いと愛と感謝に包まれた「楽笑の世界」。もう一つは満ち足りない
思いに悶々とし、幸せを探し続ける「苦難の世界」だ。
仕組みさえわかれば、誰でも簡単に楽笑の世界へ行くことができる。
脳には「ハッピー脳スイッチ」というものがあり、そのスイッチが
入った人だけが、楽笑の世界に移行できるようになっているのだ。
苦難の世界から楽笑の世界へ行くことを目的にせず、楽笑の世界を
当たり前にすることだ。そして、思い描くありったけの幸せを創造
することを目的にすることだ。
人間が持つ本来の機能は、神さまと同じだ。誰もがすごい機能を持
っている。使い方を知らないから発揮できないだけだ。「ハッピー
脳スイッチ」を入れれば、自分らしく生きることができるのだ。
★
ハッピー脳スイッチを入れることで、脳の回路が切り替わり、これ
まで眠っていた機能が動き始め、楽笑の世界で、本来の自分を生き
られるようになる。
このスイッチが入ると、何を聞いても、見ても、楽しくてしかたな
くなる。ゆるぎない幸せ、自分への誇りは「笑い」の中にあるから
だ。どんなことでも笑い飛ばすことができるようになるはずだ。
そもそも、誰もが「やんちゃな神さま」だ。人間は魂に神さまのエ
ネルギーが宿る神さまの分身だ。神さまは、愛と自由の中で失敗し
ながら生きることすべてにベストを尽くす。
そんな明るくて幸せのエネルギーに満ちた存在なのに、多くの人が、
そのことを忘れ、真顔で深刻に生きている。それを取り戻すのが、
ハッピー脳スイッチなのだ。
★
楽笑の世界と苦難の世界では前提が違う。楽笑の世界の前提は「信」
すなわち信頼だ。自分を信頼しているため、どんな状況でも自己責
任で動ける。人生を操縦できるので、どんな希望も叶う。
一方、苦難の世界の前提は「不信」すなわち不信感だ。親のせい、
誰かのせい、社会のせい、世の中のせいと、うまくいかない理由を
自分以外に求めてしまう。
そのため、あらゆることが相手次第だ。自分で人生をコントロール
できない。そんな自分を好きになれず、自己不信、人間不信に陥っ
てしまう。
「不信」が前提だと、パートナーシップも子育ても人間関係も、あ
らゆることがうまくいかなくなる。人間関係の根底が「不信」から
「信」になれば、幸せしかない世界に生きられるようになるはずだ。
★
不幸にならない価値の基準と、幸せになるための価値の基準は違う。
人に傷つけられることが多く、これ以上傷つかないために人間関係
がうまくいく方法を学ぶ人は多い。
だが、自分が「傷つかない」ことを目標にして、人との付き合い方
を変えても、うまくいかない。なぜなら「傷つく自分」を手放して
いないからだ。
相手を怒らせないように腫れ物に触るように接すれば、相手は「私
はあなたを傷つける人間なの?そんなに信用してもらえないの?」
と思うはずだ。つまり、前提にあるのが「人間不信」なのだ。
「傷つかないため」に人間関係をうまくいかせる方法を学んでいる
限り、目的は「傷つかない」ことになる。そのため、不信の世界か
ら抜け出ることができない。
ハッピー脳スイッチを入れるコツは、ただ「仲良くなりたい」と思
うだけだ。この前提は「信」だ。「仲良くなるため」という純粋な
気持ちだ。だから、相手に警戒心を与えず、人間関係に恵まれる。
「傷つきたくない」という防衛心から警戒したり、横暴な態度に出
て苦難の世界に生きるべきではない。信頼を前提に生きることだ。
それができれば、自分も相手も素晴らしい経験ができるはずだ。
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