4年前とは異なる大統領選の決着と市場の反応
「4年前は東京市場が宝の山」
4年前の米大統領選挙では、東京市場の後場で結果が判明、ここで株を買った人が一山当てる結果となりました。まさかのトランプ優勢の段階で株が大きく下げ、トランプ勝利の段階で売りのピークとなりました。そこからダウ先物が急回復し、翌日のニューヨークでは株が大幅高となり、その後しばらく世界の株高が続きました。
今回、「2匹目のドジョウ」を狙うと、旨く行かないかもしれません。少なくとも、最終結果は11月3日中には判明しません。仮に当日投票の結果でトランプ氏が勝ち、勝利宣言をしたとしても、郵便投票の結果が出る前にバイデン候補が敗北を認め「コングラチュレーション」と電話する可能性はゼロです。
ミシガンなど「ラストベルト」の一部の州では11月3日から郵便投票の開票を始めるため、その結果が判明するのに数日かかります。そうした州の結果を待たずにトランプ氏が過半の選挙人を確保していれば別ですが、バイデン支持が多いとされる郵便投票分を事前に開票する州もあるので、3日の段階で「トランプ勝利」は確定しないと見られます。つまり、相場の山場は日本時間の4日には来ないことになります。
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