トランプはどんなに頑張っても「大敗」することでしょう。
「メインシナリオ」は「バイデン圧勝」です。
「リスクシナリオ」は「上院でも民主党が圧勝する」シナリオです。
今週の株式市場は、「直近の欧米での新型コロナ感染者の急増」、
「財政刺激策の選挙前の合意への不透明感」、「大統領選・議会選
への不透明感」などを嫌気して、調整色を強めています。
アメリカとロシアとフランスでは1日の新規感染者数が過去最高
を記録。アメリカではわずか1日で8万3,000人に達してい
ます。
さて、
直近では、「アメリカドル国債10年物利回り」と「アメリカの期
待インフレ率」に「大きな変化」がありました。
近いうちの「狂瀾のウハウハ時代」を予測してか(?)、「アメリカ
ドル国債10年物の利回り」が、夏場に底を打って以来、手堅くコ
ツコツと上昇し始めています。
先週の10月23日には、とうとう0.85%台に乗せました。
夏場には0.50%台をウロウロしていたことを思うと、まさに
「雲泥の差」です。
「期待インフレ率」も、再び手堅くコツコツと上昇しています。
23日には1.76%まで上昇しています。
「ウィズコロナ・アフターコロナ時代」の新生FRBは、近い将来
の景気回復を見越してインフレ期待が大きく上昇しても、失業率
が高いままなので、利上げは出来ないし、しないのです。
「コロナ時代」は雇用無き景気回復になります。
向こう3年間は失業率が高止まりするので、FRBは向こう3年間
は「高めのインフレ率」を放置するのです。
かくして「アメリカ金利市場」では、「近い将来の景気回復とイン
フレ率上昇」と「バイデン圧勝」を見越して、「国債10年物の利
回り」と「期待インフレ率」がコンスタントに上昇しているのです。
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