2020年 第 41号
【長尾和宏の「痛くない死に方」】
皆さん、こんばんは。長尾和宏です。
あっという間に10月も終わろうとしています・・・残すところ今年もあと2ヵ月
だなんて。コロナのおかげで、何も楽しいことがなかったよ。
まあ、無事、クリニックが続いて、スタッフも一生懸命やってくれていることが
何よりの幸せではあるのだが・・・・・・。
今日は、実は、NHKの撮影をしていました。まだ、詳細は明かせないのですが、
毎週木曜のゴールデンタイムに放送されている、超人気番組から出演オファーを頂い
たのである。
しかも、医療解説ではありません。「二度死んだ男」として登場してほしいとのこと。
真面目そうな女性ディレクターに担当直入に訊かれた。
「なんで、2度も死んだのですか?」と。
そんな名誉ある(?)キャッチコピーを頂けるのは、007か僕くらいのものだ。
何のことを言っているのか長年僕のことを知っている読者の方ならピンとくるはず。
ああ生前葬のことかと。
2年前、リッツカールトンで行った還暦パーティも、生前葬+ライブだった。
僕は、死んだ後は、何もしてほしくはない。
誰にも何も知らせずに、少しずつフェイドアウトしていきたいと考えている。
「あれ、そういえば最近長尾先生のこと、見ないね」。何人かに、そう言ってもらえ
たら、それで充分だと思っている。
今までありがとうね、は、生きているうちにしか言えない。だから生前葬をやった
し、二回もやったのでもう満足している。そしてまさか、それが天下のNHK、
ゴールデンタイムで紹介されることになるとは・・・いやはや、人生ってほんとうに
何が起こるか、わからないよね。
今年は特に「人生って、何が起こるかわからない」と思うことの多い一年だ。
皆さんも、きっとそうだろう。人生って、何が起こるかわからない、とはすなわち
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