第２３１回「好きになるには知ることが大事」

人間、歳を取ると、若いアイドル女子の顔の見分けが つかなくなるんだそうです。 逆に、若い人は、年寄りの顔の見分けがつかなくなる。 つまり、こういうのが、ジェネレーションギャップ、 という奴なんでしょうね。 僕は、昔から、サブカルチャー系の作品とかが好きで、 アニメとかも、観れるものは何でも観るし、 その中で好きな物もそれほど好きじゃない物もあり、 それが当たり前のことだと思っていたのですが、 僕くらいの年齢で、アニメとかなんとかが好き！ っていう男は、かなり珍しいのだそうです。 だから、若い人は、最初から、僕のことを アニメのことなんか分からない年寄り、とかいう 扱いで接してくるのです。 それで、こっちがある程度の知識とシンパシーを 持っているのだと知ると、そのギャップゆえに、 結構、僕のファンになってくれたりするのです。 ジェネレーションギャップだけには限らないんですけど、 人間というのは、その人を知らないと、まず、 否定から入るんですよね。 どうせ、この人は○○なんだろ、って感じです。 それは、若い人でも年寄りでも一緒なんですよね。 特に、年寄りというのは、性的魅力がどんどん減退している。 つまり、生物的にモテなくなっているから、 皆に注目されないし、年寄りのことなんか、気に留めないから 年寄りのことが、全然わからなくなってくる。 それで、なんか、ステロタイプな否定形になってしまうんですよね。 まあ、僕のことなんか知る必要もないんですけど、 たとえば、異性と仲良くなれる人になろうと思ったら、 そのヒトのことをよく知ろうとすることから始めるべきだ、