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【痛くない死に方 2020年第42号】悲劇にもほどがある――神戸ヤングケアラー介護殺人。誰も彼女を救えなかったのか?

長尾和宏の「痛くない死に方」
  • 2020/11/06
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2020年 第 42号 【長尾和宏の「痛くない死に方」】 皆さん、こんばんは。長尾和宏です。 ここはアメリカだったっけ? というくらい、国会のニュースよりも大統領選挙の 報道ばかりの今日この頃です。でも、これだけ接戦(舌戦?)となると、ついつい 面白くて、見てします。 明日には決着が出ているのか? それとも、出ていないのか? 今、このメルマガを書いている途中にジョージア州で、ついにバイデン氏が逆転。 トランプは、「俺の票が魔法のように消えた」今回の選挙は陰謀だと言って憚らず、 開票を止めろとTwitterで叫び続け、ついにはTwitter社から、アカウントをロック され、呟きが、非表示になってしまうという始末……つい笑ってしまった。 一国のリーダーの呟きが、「真実でない」とロックされるなんて、日本では考えられ ないことである。 日本では、往生際がいい、悪い という論争になっているが、そもそも英語圏に、 「往生際が悪い」という表現があるのかどうか? 英語に堪能な人何人かに訊いてみ たが、「そんな表現はない」という。 無理やり「往生際」を英語で訳すなら、 〔死に際〕the point of death  〔あきらめ際〕the time to submit というような表現になってしまうらしい。「あきらめる」というニュアンスが強い。 でも日本人にしてみれば、ちょっとというか、かなりニュアンスが違うと感じるので はないだろうか。いや、確かにトランプはあきらめが悪いし、負けを認めず陰謀論に 刷りかえる幼稚性には、あらためて驚いてしまったが……。 陰謀論といえば、ここ数カ月、連続しておきた著名人の自死についても、「殺された」 と陰謀論を信じている人は少なくないようだ。先日、夕刊フジの連載「ニッポン臨終

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  • 長尾和宏の「痛くない死に方」
  • 本邦初!100パーセント「死」のことについて語るメルマガ。2000人以上を看取った医師であり、日本尊厳死協会副理事として、日々「死」と向き合う医師と一緒に、死に方について考えませんか? 家族の死と向き合わなければならない人、大切な人が死んで、喪失感から抜け出せない人、今、どうしようもなく「死にたい」人も……あなたのこころに届くメッセージが満載です。
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