- Arcadia Rose -「 K 」のセルフカウンセリング&心理セラピスト講座 上級編
第40回 『鬱06 重度の鬱であっても3ヵ月で回復した驚異の実例02』 後編
みなさん、こんちには。
Arcadia Roseの「 K 」です。
この度は『セルフカウンセリング&心理セラピスト講座・上級編』を
購読していただきまして、どうもありがとうございます。
今回は前回の続きで、私の実体験の後編をお伝えします。
第38講の重度の鬱を3ヵ月でなおしたB氏のケースと、
私のケースの「対応策」の共通点の解説もしていきます。
重度の鬱状態も、その「共通する対応策」をとることで、
数ヵ月で回復をさせることも可能となります。
がんばってください。
それでは、はじめましょう。
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<重度の鬱が2、3ヵ月で治った驚愕の実例 後編>
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前回からの続きですので、まずは、
これまでの話を振り返りましょう。
当時、私は東京で音楽活動をしていました。
かなり無理なトレーニングの結果、ぶっ倒れ、
頭痛、めまい、など体調不調となりました。
さらには、歌で使う音域の声が全く出なくなり、
長年積み上げてきたものが全て崩れ去りました。
歌声を失った大きなショックと喪失感から、
かなり大きな心的なダメージを受けました。
その為、体調もなかなか回復しません。
そこで私は病院へ行き検査をしました。
ところが、その検査の結果は
身体は全く悪くなく、むしろ健康というのです。
私は医師の指示で同院内の心療内科に行きました。
そこで医師に「かなり重度の鬱」と言われました。
その医師は薬以外の「治し方」を知らず、
私が断っているのに精神薬を執拗に勧めました。
2、3年も薬を飲み続けるように言うのです。
「この医師には鬱をなおす能力はない」
私はそう判断し「自力で直す」ことにしました。
鬱状態の原因と解決策を次のように考えました。
・「極度の自信喪失」 → 【自信回復】
・「生きる道の喪失」 → 【生きる道の発見】
「自信回復」「生きる道の発見」が解決策です。
「行動策」は「無理なく出来ること」として、
・日向ぼっこ・公園日向ぼっこ・ルービックキューブ
本当に簡単なことをステップアップさせてゆき、
成功体験を積み重ね「自信回復」をさせました。
この時点で、回復率は40%です。
ここまでを、前回お伝えしました。
そして、今回はもう一つの「解決策」
【生きる道の発見】の経緯を見ていきます。
ここを解決することで大きく回復できます。
問題が解決してしまえば鬱状態も終わります。
それでは、続きをごらんください。
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<生きる道の発見>
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2つ目の解決策「生きる道の発見」は、
まだまだ解決からはほど遠い状態でした。
「歌えない。どう生きていけば良いのか」
当時の私は、何をして生きていけば良いのか、
全く判らない状態になってしまっていました。
しかし、「生きる道の発見」も「自信回復」と同様、
「なんとなく」ふと頭に浮かんだことを実行すると、
解決の方向に向かいだしました。
小学生の時、あれだけやっても出来なかった
キューブが2分以内に完成出来るようになり、
【少しずつ、やっていけば何でも出来る】
と、考えることが出来るようになりましたが、
この『思考』の変化はとても重要です。
【少しずつ、やっていけば何でも出来る】
と考えることが出来れば、鬱状態であっても、
【完全に回復に向かうことができる状態】です。
さらに考え方を変えました。
「もういい、ゆっくり道を探そう」
「どうせゼロからやるしかない」
すごろくゲームの「振り出しに戻れ」のように、
現実を受け入れ地道にやっていくと決めました。
自分の人生の振り出しに戻り、
「自分には何が出来るのか、何をするのか」
もう一度、進路を決め直すわけです。
この時、声が出なくなったショックで、
「自分は何も無くなってしまった」
と、言う考え方に捕らわれていたので、
考え方を変えていかないといけません。
「自分に何か出来ることはないのか?」
ところが、偶然ですが、ぶっ倒れる
1週間前に、大きなヒントがありました。
私はぶっ倒れる1週間前、鈴鹿サーキットに居ました。
チケットが当たり、F1レースを観戦していたのです。
この懸賞の当選は、じつは私が応募ハガキに、
ミハエル・シューマッハの似顔絵を描きました。
『ミハエル・シューマッハ(当時の実物)』
https://twitter.com/K48729436/status/1195858949561438208
わりとそっくりに描けたので、必ずチケットは
当たると確信していたところ、本当に当りました。
このF1チケットはペアで10万円のものです。
つまり、絵で10万円を入手したわけです。
「この先何をして生きていこうか」考えた時、
ふと、この懸賞のことを思い出しました。
私にとって絵を描くことは楽しいことで、
簡単なことから始めるには、適切な選択肢です。
そこで、私は「公募ガイド」を購入しました。
「絵を描いて他にも何か当ててみようか」
すると、ここで衝撃的なことが起こりました。
「あぁ、そうか…
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