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石川 温の「スマホ業界新聞」
2020/11/07(vol.394)
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《目次》
1.NTTドコモは「瞬速5G」として5G用周波数帯で勝負を挑む
━━アンカーバンドでの「5G表示」は優良誤認にならないのか
2.楽天モバイルとKDDIのローミング契約、東京都内は来春終了
━━「圏外で不満」の声にはMVNO端末を貸与
3.楽天・三木谷社長が「eKYCを日本で初めて導入」と主張
━━「それ違うと思った」と語るソフトバンク・宮内社長
4.今週のリリース&ニュース
5.編集後記
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1.NTTドコモは「瞬速5G」として5G用周波数帯で勝負を挑む
━━アンカーバンドでの「5G表示」は優良誤認にならないのか
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NTTドコモは11月5日に新製品・新サービス発表会を開催。5Gにおいては12月末までにミリ波を全都道府県に展開。さらに12月から5Gでのキャリアアグリゲーションを提供し、最大4.2Gbpsでの通信を可能にするという。
NTTドコモではようやく5Gのエリアマップを公開した。2023年3月末までに3万2000局、人口カバー率としては70%までに広がる計画だ。
ただ、4G周波数でも5Gスマホを使えるようにするソフトバンクやKDDIに比べるとエリア展開などで見劣りする感がある。
NTTドコモでも2021年度末から4G周波数での転用をしていくようだが、基本的には「本来の5Gのポテンシャルを発揮できる環境を整えることにこだわる 」としている。NTTドコモでは「瞬速5G」として、5G用に割り当てられた周波数帯でエリアを広げていくつもりだ。
他キャリア関係者は「NTTドコモはDSSを導入できないようだし、そもそも4G周波数帯も逼迫しているので、すぐに転用するというのが難しいのではないか。だからこそ、我々に対して『5Gと表示されているにも関わらず4Gと同等の速度になるというのはユーザーに対して優良誤認になるのでは』とポジショントークしているのではないか」と見ている。
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