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混迷した大統領選 「弱い米国」の前兆という悲観論はこれだけ間違っている!

勝又壽良の経済時評
  • 2020/11/09
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現職トランプ氏敗北の理由は 大統領選混乱は米衰退前兆? バイデン当選で同盟国は結束 中国の今後10年間3%成長 欧米協調でデカップリングへ 米大統領選挙は、結果が出るまで4日もかかった。これが、「混迷した米大統領選」と言われている理由の一つようだ。実際は、郵便による投票が増えたことで、開票に時間を要したと見られる。ともかく、バイデン民主党候補が11月7日(現地時間)、「勝利宣言」を出すことで、一応の決着がついた。トランプ大統領が敗北宣言を出さず、今後は「法廷闘争」に訴えるという。ただ、バイデン氏が選挙人の過半数である270人を大幅に上回っている。それだけに、トランプ氏の法廷闘争は無理な感じを否めない。 現職のトランプ氏が、敗北したのはなぜか。第二次世界大戦後、米国大統領が1期で退任したケースは、トランプ氏で3人目といわれる。『ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)』(11月2日付)は、大統領選の前日に「トランプ氏を敗北させるのはトランプ氏」と題する社説を掲載した。トランプ氏の性格が、米国大統領に不適格であるという主旨である。 そうは言っても、トランプ大統領は経済政策の評価において、歴代大統領を上回る高い評点を得ていた。目を見張るものであったのだ。

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  • 勝又壽良の経済時評
  • 経済記者30年と大学教授17年の経験を生かして、内外の経済問題について取り上げる。2010年からブログを毎日、書き続けてきた。この間、著書も数冊出版している。今後も、この姿勢を続ける。
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