こんばんは!
年金アドバイザーのhirokiです。
熟年離婚が話題になってからもう随分年月が経ちますが、時々心配になるんですが離婚後の奥様のその後ですね。
年金に限って言えば、どうしても女性の年金は低い事が多い。
低いってどのくらい?というと男女で多少違うのではなく、かなり金額的に違う事が多い。
夫婦合わせて年金額を考えれば、なんとか生活するだけならやっていける金額ではあっても、一人になるとかなり厳しい金額になる。
特に女子は。
まあ、死別の場合は遺族厚生年金が残された妻に支給される事が多いので、死別の際の心配は離婚時ほどではないです。
しかし、離婚すると離婚した夫が死亡しようが、遺族年金なんて貰う権利は発生しない。
離婚すると遺族年金は発生する事は無いというのは常識的ではありますが、18歳年度末未満の子供がいるとなると話は変わってくる事があるので家族の状況の聞き取りは大事。
さて、離婚すると特に女子の生活が厳しくなってしまう危険性があるのですが、どうして女子は年金の面で不利になる事が多いのか。
戦後以降、昭和の日本は劇的な経済成長をしてきたわけですが、この昭和の時代って女子が厚生年金に加入して働くという事自体がかなり少数派だったんです。
何回か話してきたとは思うんですが、昭和61年3月31日までの厚生年金って細かい事は省くと20年以上の期間が無いと貰えない制度でした。
就職して働くのは主に男子でしたから、将来厚生年金が貰える人の割合としては男子は約70%の人は貰えるけど、女子はせいぜい10%くらいの人しか貰えなかっただろうとだいぶ昔の資料で見た事があったんですけどね^^;
確かに女子で20年以上の厚年期間がある人は、特に今の70代以上くらいの人では見かける事は男子に比べて圧倒的に少なく感じます。
なぜそんなに女子は厚年期間が少ないのかといえば、昭和って男は外で働いて、女子は家の事をするっていうそういう考え方だったんですね。
で、女子が寿退社するとその後に再就職なんて考えられない時代でした。
なぜ再就職が考えられない事だったのかというと、あまりにも家事が重労働だったからです。
今現代は便利な家具がいっぱいあってボタン一つでほとんどの事をこなしてくれますよね。
ところが昭和30年代あたりですかね。
ちょうどその頃から洗濯機、冷蔵庫、白黒テレビなんかが出てきました。
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