━=━=━=━=━=━=━=━=
言いすぎか!!
弁護士北村晴男 本音を語る
━=━=━=━=━=━=━=━=
Vol.105
2020.11.15
■□■……………………………………
目次
……………………………………■□■
【1】 『アメリカ大統領選挙に学べ:
社会の分断は国力の低下につながる』
【2】 『北村晴男の"素"』
【3】 『番組出演予定
イベント情報』
……………………………………………
【1】 『アメリカ大統領選挙に学べ:
社会の分断は国力の低下につながる』
……………………………………………
トランプ陣営の提訴は
「恥ずかしい」行為なのか
11月10日、ジョー・バイデンは記者会見で、ドナルド・トランプ大統領が敗北を認めないことに「とても恥ずかしいことだ」と厳しく批判した。
先日出演したフジテレビの「バイキングMORE」でも、スタジオは「トランプは潔くない」という流れになった。
早めに大勢が判明したり、決定的な差で負けたのなら、敗北宣言を出すのは当然。だが、すごい接戦で、しかも郵便投票や開票作業で不正が行われたという情報もある。
実際に、トランプ氏の側近の一人で弁護士のルディ・ジュリアーニ元ニューヨーク市長が、11日、ミシガン州で数十万票が不正投票だとして、その無効を求める訴訟を起こした。ペンシルバニア、ミシガン、ジョージア、ウィスコンシン、ネバダの各州でも違法性をすべて証明すると言う。
どこまでの証拠があるのか、まったくわからない。だが、トランプ陣営は法廷闘争に向けて1年前から準備しており、3つの法律事務所と契約をし、20人の弁護士が指揮する対策チームが構築されているという。それに、ジュリアーニ氏が提訴に踏み切るからには、確たる証拠、または、一定程度の信頼性のある証拠があるのかもしれない。
12日、ケイリー・マケナニー報道官が234ページにわたる宣誓供述書を提示した。
これらの証拠で、結果に影響を及ぼすほど大規模な不正が行われたと言えるのか、言えないのか。何十万票に数十票の不正票が紛れ込んでいたからといって選挙が無効になることはない。不正があったとして、大規模か否かがキーになる。
いずれにせよ、選挙は民主主義の基盤だ。仮に大規模な不正が行われたという証拠があるなら、徹底的に法廷闘争するのは当然。それを正さなければ民主主義は死ぬ。
不正を正すことが、将来的には民主主義を健全化する道でもある。
恐怖の独裁者スターリンは、「投票する者は、何も決定できない。投票を集計する者がすべてを決めるのだ」と言った。そんな社会になったら、この世は闇だ。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)