◆枝野さん、「あったか政策」を打ち出したらどうですか?
立憲民主党が、日本学術会議の任命拒否問題を臨時国会の一番の課題として、予算委員会にエースを揃えて菅政権を追い詰めようとしている。 高速道路の手抜き工事問題も発覚したので、野党合同ヒアリングを開いて追及姿勢を強めている。 菅総理の答弁が上手でないこともあり、追及の手を緩めていない。
しかし、立憲民主党の支持率は一向に上がらず、内閣支持率も堅調なままだ。
この状況を生む最大の原因は、野党の政策に「国民の懐を温かくさせる政策」がないことだ。
学術会議の任命拒否と高速道路の手抜き工事の両問題は、もちろん大事な問題だ。 一方で、その問題を追及しても、国民の家計が潤うわけではない。
対する菅政権はどうだろうか。
1. 携帯電話の料金値下げ
2. 不妊治療への助成
3. 国土強靭化、GO TO トラベル・イート・商店街
と、国民の懐を温かくする政策が並ぶ。
特にコロナ禍で苦しんでいる業界を税金で支援する姿勢を強めている。 旅行業界や飲食業界は「GO TO事業」を止められたら死活問題になる。 「旅行や外食に行けない人には不公平」と叫べば、業界に関わる人たちからは「俺たちに死ねということか!」という声が上がることになるのだ。
かつて民主党が政権を奪う過程を振り返ってみてほしい。
当時の小沢一郎代表が「税金の無駄遣いを洗い出して国民に戻します」という姿勢で、国民の懐を喜ばせる政策を次々と打ち出した。
1. 農業者個別所得補償
2. 子ども手当
3. ガソリン値下げ
4. 高速道路無料化
5. 高校授業料無償化
などだ。
今の立憲民主党はどうだろうか。
民主党時代に実現できなかったトラウマに悩むあまり……
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)