●竹中平蔵氏の露骨なパソナへの利益誘導政策
前号に引き続き、竹中平蔵氏のことを述べます。
竹中氏のことを書くのは、精神的に本当にシンドイです。
この世の中に、こんなやつがいるのかと思うと気分が非常に落ち込みます。
これを読む皆さんもきっと同じ気持ちになると思います。
が、竹中氏は、今も政府の諮問機関の委員になっており、彼の動向に関しては、
国民として知っておく必要があると思われます。
だから筆者も頑張って書きますので、あなたも頑張って読み進めてください。
まず竹中平蔵氏の今年6月19日のツイッターを見てください。
~以下、竹中氏のツイッター~
昨日の新潮に、また誹謗中傷記事。「竹中は大臣時代に製造業の派遣を解禁。
パソナはそれで大儲け」
もう何度も述べたが、派遣解禁は厚生労働大臣の決定、私の担当ではない。
それにパソナは、製造業派遣は一切やってない。
政策は複雑だ。
お茶らけたコメンテーターは、もっとちゃんと勉強した方がいい。
~竹中氏のツイッターここまで~
このツイッターは、週刊新潮に「竹中平蔵氏が大臣の時に製造業の派遣解禁
をし、その後、大臣をやめて人材派遣業のパソナの会長になった。パソナと
竹中平蔵氏は、製造業の派遣解禁により大儲けした」
という記事に竹中氏自身が反論したものです。
これを読むと、竹中氏はつまり
「派遣解禁は自分のやったことではないから責任はない」
「パソナは、製造業の派遣はしていないので、パソナの利益になっていること
ではない」
と述べているわけです。
まあ、このツイッターこそが、竹中氏を人徳を非常によく表しているといえ
ます。
労働力の流動化推進や賃下げ推進というのは、常日頃から竹中氏が持論として
述べてきたことです。
そして、竹中氏は、小泉内閣の経済政策を事実上、一手に引き受けてきたはず
です。
製造業の派遣労働の解禁は、その流れで行われたことは間違いないことです。
最後の実務を自分が担当していないからといって、その全責任を逃れようという
のです。
こんな図々しい政治家がありますか?
というより、政治家以前に、人としておかしくないですか?
万が一、この派遣労働の改正が竹中氏の意向は反映されていなかったとしても、
「日本の労働環境を大きく変えるほどの重要な法案」を施行した内閣に閣僚と
して入っていたわけです。
閣僚の一人としても、口が裂けても「自分には責任はない」などとは言えない
はずです。
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