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第42回-01 『鬱08 重度の鬱に関する社会情報と総括「選択による出口の有無」』

- Arcadia Rose -「 K 」のセルフカウンセリング&心理セラピスト講座 上級編
- Arcadia Rose -「 K 」のセルフカウンセリング&心理セラピスト講座 上級編 第42回-01 『鬱08 重度の鬱に関する社会情報と総括「選択による出口の有無」』 みなさん、こんちには。 Arcadia Roseの「 K 」です。 この度は『セルフカウンセリング&心理セラピスト講座・上級編』を 購読していただきまして、どうもありがとうございます。 今回は鬱に関する総括と鬱を理解する為の社会情報をお伝えします。 また、【選択による出口の有無】という概念を解説します。 この視点をマスターすると特に難題の問題解決に役立ちます。 がんばってください。 それでは、はじめましょう。 ――――――――――――――――――――――――――――――――― <鬱に関する総括> ――――――――――――――――――――――――――――――――― それでは鬱に関してまとめていきます。 鬱には主に2種類あります A:「無意識のウソによる鬱」 B:「通常の悩みからの鬱」 この2種類の鬱です。 A「無意識のウソによる鬱」はこちら。 35講「ユングが対応したケース」 36講「離婚の口実の鬱のケース」 B「通常の悩みからの鬱」はこちら。 38講「B氏の実例ケース」 39講「私の実例のケース」 このAとBの鬱は性質が全く異なります。 つまり「解決策」も全く異なります。 まずは、どちらのタイプなのか判断することが必要です。 A:「無意識のウソによる鬱」の場合は、 無意識のウソに操られて鬱状態になっています。 その為、「無意識のウソ」を自覚させることで 操りの糸が断たれて、回復に向かいます。 B:「普通の悩みによる鬱」の場合は、 通常の悩み解決と何ら変わりはありません。 原因を発見 → 原因を改善 → 解決 その人が抱えている問題を通常通りに、 解決していくことで回復に向かいます。 漠然と一括りに「鬱」とするのではなく、 しっかりAとBを見分けることが大切です。 B:「通常の悩みからの鬱」は ある意味、普通の問題解決です。 A:「無意識のウソによる鬱」は 特殊です ので、こちらを見抜いてください。 Aを見抜くには、 それなりの「技術」が必要となります。 A「無意識のウソによる鬱」を見抜くには 「ウソを見抜く技術」が必要となります。 これは「技術」がないと、なかなか大変です。 クライエント本人も自分がウソをついている という自覚がないわけです。 本人ですら気づいていない「無意識のウソ」を 見抜く必要があるわけです。 人のウソをカンタンに見破れる人は、 「無意識のウソによる鬱」を発見できます。 「無意識のウソ」の問題を解決するには、 「ウソを見抜く技術」 をしっかり身に着けてください。 ウソとは「隠された事実」です。 問題解決には隠れた原因を見抜く力が必要です。 カウンセラーは簡単にウソが見抜ける様になると 問題解決能力が飛躍的に向上します。 次回の講座で 【ウソを見抜く技術】 を 練習問題を使い徹底的に詳しく解説します。 ご期待ください。 ――――――――――――――――――――――――――――――――― <鬱という病は存在しない 鬱は悩みの状態> ――――――――――――――――――――――――――――――――― 鬱状態には2種類あることを確認しました。 A:「無意識のウソによる鬱」 B:「通常の悩みからの鬱」 これを言い換えるとこうなります。 A:ウソが混じった悩みや問題 B:ウソが混じらない悩みや問題 つまり、この視点から考えると ABどちらも「普通の悩みの問題」です。 悩みの中に「無意識のウソ」が有るか、 無いか、の違いだけとも言えます。 結局、鬱とは「悩みの状態」ということです。 これは精神医学を真っ向から否定しています。 つまり「鬱という病は存在しない」わけです。 「え?存在しないのですか!」 と、驚かれましたでしょうか。 ここで、「鬱という病が存在するのか」 もう一度、しっかり考えてみましょう。 もちろん精神疾患のすべてを否定してはいません。 鬱より大変な状態を「統合失調症」とするならば、 統合失調症までは否定はしません。 ただ、一般的に言われている鬱は病ではありません。 ここを詳しく解説します。 第38講でお伝えした情報を思い出してください。 鬱は「心の風邪」というキャンペーンは、2000年頃から、抗うつ薬の パキシル を販売するために使用された。日本でのこのキャンペーンにより、抗うつ薬の売り上げは2000年からの8年で10倍となった。向精神薬は、製薬企業の大きな 収入源 である。 この情報から、どのような『事実』を 引き出すことが出来ますでしょうか。 ・『売上が8年で10倍になった』 この部分に注目してください。 この意味をしっかり考えてみましょう。 これは、つまり、「鬱は心の風邪」という キャンペーンで『患者が激増』したわけです。 このキャンペーンが無かったら 患者の激増はなかったわけです。 もの凄くおかしなことだと判りますでしょうか。 薬の売り上げから患者の増加を考えてみましょう。 8年で10倍の売り上げなので、 8年で10倍の患者が増えたとします。 当時の正確な鬱人口は確認できませんが、 現在、鬱の人口は厚生労働省の調べでは 100万人以上いるとのことです。 そして、ここで考えるべきことは何かと言うと、 「キャンペーンをしなかったらどうなのか」 です。 「鬱は心の風邪」という言葉を信じて 「なんだか心が重たいなぁ」 と感じた人が心療内科に行くと、医師から、 「これは鬱です」と言われ患者になります。 こうして、 診療内科に行った人が患者されるわけです。 では、もしかりに「鬱は心の風邪」という 言葉を知らなかった場合は、どうでしょうか。 「なんだか心が重たいなぁ」 と感じても、当然、心療内科には行きません。 「心が重いのは悩みが原因かも」 と、自分の悩みと向き合うかもしれません。 そして悩みを解決したら心が軽くなります。 このように心療内科に行った人が鬱とされ、 行かなければ鬱とされることもないわけです。 さらには、自分で自分の問題と向き合えば、 心が重い状態も数ヵ月で無くなるわけです。 しかし、心療内科に行くと、 心が重いのは鬱という病のせいとされます。 抱えている悩みのせいではないとされます。 その時点で、悩みと向き合う道が断たれます。 そして、薬に頼るようにさせられるわけです。 つまり、抱えている悩みから目を逸らされて、 解決出来ない方向にミスリードされるわけです。 これで心が軽くなるはずがありません。 そもそも、悩みの無い人が鬱になるでしょうか。 なるわけがありません。 悩みや問題があるから鬱状態になっているのです。 心療内科に行くと、そこから目を逸らせられて、 薬を飲ませられます。これは完全に間違いです。 <心が重い> ○:自ら考える → 悩みが原因かも → 問題解決 →回復 ×:心療内科へ → 悩みではなく病 → 薬 → 問題放置 このように、本当は悩みが原因なのに、 心療内科に行くと、悩みではなく病とされる為、 「悩みや問題から目を逸らされてしまいます」 当然、回復できません。 ○:自分で問題と向き合う → 解決すれば回復に ×:心療内科で病とされ薬 → 出口のない方向に 心療内科へ行くと、簡単に解決できる問題であっても、 「出口のない方向へと」 行かされていますわけです。 ここをしっかりと理解しておいてください。 もう少ししっかりイメージしてみましょう。 こう考えてみてください。 人間関係に悩むYさんが、二つの選択肢のうち どちらを選ぶと「どうなるのか」みてください。

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