◆◆ 日本癌治療学会総会と日本泌尿器腫瘍学会 前立腺小細胞がんには迅速な診断と治療が必要 その4 ◆◆
去勢抵抗性前立腺がんの10~80%に前立腺小細胞がん(神経内分泌がん)を認めるといわれています。
前立腺小細胞がん(神経内分泌がん)になると、普通の前立腺がんの治療は効果が出ず、特殊な治療が必要です。
前立腺がんが見つかった時にすでに前立腺小細胞がんが存在する場合と、治療中に前立腺小細胞がんが出てくる場合があります。
泌尿器科医のなかで、この治療中に生じる前立腺小細胞がんに対する認識が依然として低い状況です。
最近、学会でもすこしずつですが、取り上げられてきています。
まずは、前立腺小細胞がんの存在を知っていること、そして疑うことが重要です。
前立腺がんが進行して、あちこちに転移し、様々な治療の効果がなくなると、主治医も家族も、治療をあきらめてしまいがちです。
そうなると、患者さん本人に体力が残されていて、治療意欲があるにもかかわらず、緩和医療に移行してしまいます。
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