木に竹を接ぐ中国の技術発展
紫光集団のデフォルトが示唆
精華大学のご威光及ばず無念
レストランまで半導体へ参入
米中対立の長期化が不可避の現在、中国は「自給自足」を前面に掲げている。米国やその同盟国から孤立しても、自前の技術を磨きこの危機を乗り越えようという戦略である。毛沢東は「長征」(1934~36年)と称して、蔣介石率いる国民党軍に敗北し、江西省瑞金から陝西省延安まで1万2500キロを徒歩で逃げ延びた。だが、最終的に勝ち抜いて、新中国を建国した歴史にあやかろうというものだ。
習近平氏は「新長征」と称しているが、日進月歩の科学の時代に「自前の技術開発」は途方もない時間と資金の浪費を招く。その間に、中国の人口動態は急速な高齢化に見舞われることが確定している。最初に「長征」を試みた時代背景と全く異なり、「時間との勝負」が課されているのだ。この面を無視して新長征の「引きこもり策」を取ることは、中国100年の計において決定的な出遅れをもたらすであろう。
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