// 週刊金融日記
// 2020年11月24日 第447号
// 3分でわかる新型コロナウイルス禍のこれまでの経緯とこれから何が起こるか
// 菅首相はGoToトラベル&イート撤退戦へ
// レストラン紹介コーナーは自粛中
// 野党に自民党のコロナ対策失敗をしっかりと攻撃してもらいたい
// 他
こんにちは。藤沢数希です。
僕はいろいろあって日本に一時帰国する準備を進めているのですが、日本は新型コロナ
ウイルス禍の第三波の真っ只中ですね。香港もやはり恐れていた第四波になりそうです。
香港は中国本土と陸続きなので1月には第一波がやってきて、実際に中国以外の死者2
例目が2月の最初に香港で出ました(1例目はフィリピン)。しかし、香港人の中国人嫌
いが幸いして、すぐさま中国本土との国境を閉鎖し、SARS禍の経験から検査と感染経路
追跡と隔離などの防疫体制がこの段階ですでにできていて、第一波はすぐに収まりまし
た。
3月には欧州で感染爆発が起きてロックダウンがはじまり、ロックダウンなんか堪らな
いという香港人の留学生なんかが一斉に香港に戻ってきて第二波到来です。これは第一波
よりはるかに大きかったのですが、気温が上がってきたり、また、欧州の病院が溢れてト
リアージをはじめたりスケートリンク上が死体でいっぱいになっている様子などが毎日報
道されていましたら、香港市民の緊張感もひとしおで、欧米先進国が止まらない感染拡大
に苦しむ中、鮮やかに封じ込めました。帰国ラッシュで第2波を招いた反省から、香港人
か居住ビザを持っている人しか香港に入れなくなり(日本を含む多くの国が外国人を入国
禁止にしたので、これでも香港は非常にがんばって国境を開いたわけです)、また、空港
の横の巨大な国際展示場がPCR検査施設となり、入境者は2週間隔離が義務付けられまし
た。
その後、夏になって気温がガンガンと上がってきたのも良かったのか、市中感染者がゼ
ロの日が続き(Webに落ちているグラフは空港検疫分が含まれているのでちょろちょろ出
ているように見えますが香港内はほぼゼロでした)、新型コロナウイルスが猛威を世界で
猛威を振るう中、もう香港は域内撲滅状態となり、鎖国状態ではあるものの長らく平和な
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