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第617回 新型コロナウイルスの致死率低下と新たな変異、マイヤーの最新コンタクト
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▼今回の記事
今回はメインテーマとして、新型コロナウイルスのパンデミックの状況と、今後の展望を紹介する。最後に、マイヤーの最新コンタクト記録の要約を紹介する。また新しいコンタクト記録が公開された。
▼来年、コロナのパンデミックはどうなるか?
それでは今回のメインテーマを書く。新型コロナウイルスにおける致死率の低下と、2021年におけるパンデミックの動向についてである。
欧米や日本で、新型コロナウイルスのパンデミックが止まらなくなっている。「ジョンズ・ホプキンス大学」のまとめでは、新型コロナウイルスの感染が確認された人数は、日本時間の24日の時点で、世界全体で5961万8889人で、死亡者は139万6359人に上っている。感染者のもっとも多いアメリカでは、124万6039人で、死亡者数は25万7671人だ。急速に拡大している。
アメリカほどではないものの、イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、イタリアなどの主要なヨーロッパ諸国でも同じような状況だ。ここ数日で拡大のスピードが少し鈍化しているものの、パンデミックは拡大している。
また日本でも新たな感染拡大が始まっている。東京では一日に400人を越える新規感染者も珍しくなくなっている。大阪でも300人を越える日も出てきた。日本全国でも新規感染者が2000人を越える日も増えている。そうしたなか、政府は24日、観光支援事業「GoToトラベル」で、新型コロナウイルスの感染が拡大している札幌、大阪両市の一時除外を決定した。いまのところ、蔓延がいつ収束するのか見通しは立っていない。
こうした世界的なパンデミックの再拡大を、第2波と見るのか、それとも第3波や第4波と見るかは専門家でも意見が分れているが、ただ2019年12月に始まった新型コロナウイルスのパンデミックが、新たな拡大期に入ったことだけは間違いないようだ。
もちろん、蔓延拡大が早期に収束する可能性を示すニュースもある。新しいワクチン開発の成功である。11月23日、イギリスの「アストラゼネカ」は新型コロナウイルスのワクチンの大規模臨床試験の良好な中間解析結果を発表した。有効性は平均して70%だ。同社はオックスフォード大学と提携して開発しており、安価で保管・輸送がしやすいのが特長だとされている。
これは、90%超の有効性が示されたと発表したアメリカの「ファイザー」、そしてやはり同水準の有効性がある「モデルナ」に続く3番目のワクチンだ。これら3つのワクチンの供給は早ければ2021年の年明けにも始まると見られ、新型コロナウイルスのパンデミックの抑制に期待感が高まっている。
●報道されない致死率の大幅な低下
このように、パンデミックの拡大が続くなか、あまり日本では報道されていない傾向がある。それは、新型コロナウイルスの致死率の大幅な低下という傾向だ。以下が日本を始めとした主要国の致死率の推移である。9月、10月、11月前半、11月後半の数値だ。
日本
致死率:1.90% → 1.75% → 1.65% → 1.50%
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