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【痛くない死に方 2020年第44号】ファイザー? モデルナ? コロナワクチン、町医者の僕の本音

長尾和宏の「痛くない死に方」
  • 2020/11/27
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2020年 第 44号 【長尾和宏の「痛くない死に方」】 皆さん、こんばんは。長尾和宏です。 コロナ感染拡大とともに師走を迎えようとしています。 大阪も、神戸も、陽性者が爆発的に増え、コロナの症状を訴える人からの問い合わせ も殺到し、目が回る忙しさです。コロナが落ち着いていた夏~秋の、束の間の平和が 今となっては遠い昔に思えてしまう。 コロナになってから、自分のなかの時間感覚がにわかに狂っている感じ。 医療現場が再び混乱をし始めています。尼崎も、大げさではなく、医療崩壊寸前。 熱が続いても、入院先が決まらない。保健所にかけても、何の対応もしれくれない。 結局誰が、彼らの治療をするのか……在宅医療の人たち、お願い! と言って、 保健所は逃げる。大病院も逃げる。じゃあ僕らも逃げればいい?  逃げておきながら、2類からコロナをはずさないという国の方針に正直呆れている。 この半年、国は一体、何を学んできたのだろうか? 現場の僕達こそ、「お国のために死んでくれ」と言われている気さえしてくるのだ。 そしてメディアはまた半年前みたいにクラスター、クラスターと大騒ぎしはじめた。 これでまた、「ステイホーム症候群」が増えるぞ。認知症の人も増える。 コロナを疑われ、行き場のなかった人達。ステイホーム症候群で、怖くて病院に 行けずに体調が悪化したり、認知症状が進んだ人たちの最後の受け皿が在宅医療。 そのかなめは、なんといっても訪問看護師さんである。 というわけで、昨日は、日本財団の在宅看護センター起業家育成事業のため、 訪問看護ステーションを立ち上げようとするやる気のある看護師さんたちに

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  • 長尾和宏の「痛くない死に方」
  • 本邦初!100パーセント「死」のことについて語るメルマガ。2000人以上を看取った医師であり、日本尊厳死協会副理事として、日々「死」と向き合う医師と一緒に、死に方について考えませんか? 家族の死と向き合わなければならない人、大切な人が死んで、喪失感から抜け出せない人、今、どうしようもなく「死にたい」人も……あなたのこころに届くメッセージが満載です。
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