2020年 第 44号
【長尾和宏の「痛くない死に方」】
皆さん、こんばんは。長尾和宏です。
コロナ感染拡大とともに師走を迎えようとしています。
大阪も、神戸も、陽性者が爆発的に増え、コロナの症状を訴える人からの問い合わせ
も殺到し、目が回る忙しさです。コロナが落ち着いていた夏~秋の、束の間の平和が
今となっては遠い昔に思えてしまう。
コロナになってから、自分のなかの時間感覚がにわかに狂っている感じ。
医療現場が再び混乱をし始めています。尼崎も、大げさではなく、医療崩壊寸前。
熱が続いても、入院先が決まらない。保健所にかけても、何の対応もしれくれない。
結局誰が、彼らの治療をするのか……在宅医療の人たち、お願い! と言って、
保健所は逃げる。大病院も逃げる。じゃあ僕らも逃げればいい?
逃げておきながら、2類からコロナをはずさないという国の方針に正直呆れている。
この半年、国は一体、何を学んできたのだろうか?
現場の僕達こそ、「お国のために死んでくれ」と言われている気さえしてくるのだ。
そしてメディアはまた半年前みたいにクラスター、クラスターと大騒ぎしはじめた。
これでまた、「ステイホーム症候群」が増えるぞ。認知症の人も増える。
コロナを疑われ、行き場のなかった人達。ステイホーム症候群で、怖くて病院に
行けずに体調が悪化したり、認知症状が進んだ人たちの最後の受け皿が在宅医療。
そのかなめは、なんといっても訪問看護師さんである。
というわけで、昨日は、日本財団の在宅看護センター起業家育成事業のため、
訪問看護ステーションを立ち上げようとするやる気のある看護師さんたちに
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