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90回 その病気で死ぬ人より副作用で死ぬ人が多い治療の強制がされる国

和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」
朝、テレビを見ていたら、残虐な暴行事件の際に、食事を与えず、身長170センチ代の男性が30キロ代までやせ衰えて死んだという報道をしていた。 確かに見ていて腹立たしいくらい残虐な事件だ。 さて、この男性が身長172センチ、38キロまでやせていたとしよう。 BMIは12.8ちょっとである。 人間を食べさせないとどういうことになるかという話だが、今の女性、とくに成長期の中学生や高校生にやせ願望をあおるのは、やせていることが美しいと洗脳し、子供たちに食事を摂らせないようにしているのだから、同じくらいの残虐行為だ。 実際、女子中学生や高校生向けの雑誌セブンティーンのモデルを長年やっていた桐谷美玲とかいうモデルの14.8とされる。 まだましと思うかもしれないが、重症拒食症の診断基準に当てはまるものだ。

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  • 和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」
  • 世の中のいろいろなことにたった一つしかないと考え、それを信じ込むことは、前頭葉の老化を進め、脳に悪い。 また、それが行き詰った時に鬱になるというメンタルヘルスにも問題を生じる。 ところが日本では、テレビでもラジオでも、○○はいい、××は悪いと正解を求め、一方向性のオンパレードである。 そこで、私は、世間の人の言わない、別の考え方を提示して、考えるヒントを少しでも増やし、脳の老化予防、メンタルヘルス、頭の柔軟性を少しでもましになるように、テレビやラジオで言えない暴論も含めて、私の考える正解、私の本音を提供し続けていきたいと思う。 質問、相談、書いてほしいテーマ等、随時受付。
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