バイデン大統領時代は、「穏やかなドル安トレンド」と「穏やかな
長期金利の上昇」となることでしょう。
歴史的に見て、
アメリカ・ドルは、世界経済全体が底を打って、新興国群が繁栄す
るときは、せっせと国内から新興国へと流出、出稼ぎに行き、「ド
ル安トレンド」を巻き起こします。
ところが、アメリカ本土で「新しいバブルの芽」が育ち始めると、
新興国へ出稼ぎに行っていたアメリカ・ドルはアメリカ本土にも
のすごい勢いで逆流します。
アメリカ本土で、クリントン時代にはITバブルを、オバマ時代に
はシェールガスブームを、トランプ時代にはハイテクブームを巻
き起こして、本国で「成長の限界」まで稼ぎます。
そして、今、2020年秋から冬にかけては、ハイテクブームにも
「天井感」が出始めて来ました。
アメリカ一国に集中していた巨大マネーは、バイデン時代になっ
たならば、今度はアメリカから勢いよく流出、中国をはじめとす
る新興国株式市場へと、日本市場へと、さらにはヨーロッパへと
流れ出てゆくことでしょう。
新興国株式ブームが始まることでしょう。
円高に裏打ちされた日本株式市場も有望です。
もちろん、この「穏やかな長期金利上昇と穏やかなドル安」および
「繰り返し生まれては消えるバブルの数々」は、
「アメリカの覇権」に陰りが出ているから起きていることです。
しかしながら、アメリカドルが「基軸通貨の座」から滑り落ちる
「ドル暴落」と「長期金利の急騰」はまだまだ先のこと。
どんなに早くても数年先でしょう。
遅ければ10年以上先のことでしょう。
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