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<1100号:影の国家とトランプの戦い>
2020年12月02日: 国家反逆法、株価、ビットコイン、金
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著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治
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人間の社会は、
・こうあるべきだという理念と、
・現実的な自己利益との相克からでき上がってきたように感じています。
理念は、言葉で描く理想です。国家(政府)の姿と制度を理想的に描くのが憲法です。企業では、実現目標のビジョンにあたるものです。企業では、「ビジョン→戦略→ワークフロー」になります。GDPが自然に増えことがなくなった1990年代からは、日米欧ともに、実現目標を掲げた経営を実行しなければならないでしょう。
国の姿を描いた憲法に規定がない部分については、政治が偏向した立法と行政を行う指揮することにより、利益を得る集団と、党の支持者である既得権益者の利益を高めます。
規定のある領域では、憲法の言葉の党派的な解釈をします(裁判所も加担します)。これを「法治」と言っています。中国のような独裁政権は、共産党員(約8000万人)の利益のための行政を行っています。国民とは、共産党員です。
フランスの知性を代表していた貴族、トクビルが称揚したアメリカの民主主義(日本では江戸時代の末期)は、古代ギリシアの市民社会のように、人権のない奴隷の労働の上に成立していたものです。
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