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中国、間もなく正念場 人口減で「大言壮語」はバカにされる!

勝又壽良の経済時評
  • 2020/12/10
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人口減は国家サイズを縮小 昔日の力を失う中国の哀れ 軍事費負担に耐えきれない 世界の3極が反中で足並み 中国は、習近平政権になって以来、怖いもの知らずの存在となった。軍事面や経済面で威嚇しているからだ。中国外交部報道官による他国を威嚇する発言は、「戦狼外交」として広く世界に知れ渡っている。 これは、中国にとって決して賢明な政策でない。国内向けで、中国の国威を発揚する役割を果たすとしても、対外的には大きな失点である。知らず知らずのうちに、中国へのイメージを悪化させているのだ。これは、中国を敵視する国を増やすことに他ならず、中国の孤立を招くのである。 中国は、もはやこれまでのような「上り坂」経済ではない。「下り坂」の過程に入っている。原動力は、労働力人口の減少である。総人口に占める生産年齢人口比率が、2010年をピークにして下降に向かっていることで証明されている。 日本も同じ道を辿ってきた「先輩国」である。1990年が生産年齢人口比率のピークであり、人口ピークは2010年であった。翌11年から人口減社会にはいっており、すでに10年を経過した。これと同じ現象が中国にも起こる。平清盛は、沈み行く夕日を引き戻せたらと願ったそうだが、叶わぬことであった。中国の「帝王」習近平といえども同じこと。抵抗することは不可能である。

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  • 勝又壽良の経済時評
  • 経済記者30年と大学教授17年の経験を生かして、内外の経済問題について取り上げる。2010年からブログを毎日、書き続けてきた。この間、著書も数冊出版している。今後も、この姿勢を続ける。
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