◆◆ 内分泌療法(去勢術) その2 基本に戻って ◆◆
Journal of Urologyという雑誌があります。
米国泌尿器科学会の機関誌ですが(私Uromasterは米国泌尿器科学会会員)、2021年1月号に、最新の進行前立腺がんの診療指針(ガイドライン)が掲載されました。機会があれば、内容を紹介したいと思います。
また、最近の世界の前立腺がん治療の最前線で話題なのは、PSMAを免疫療法と絡めた新しい治療戦略です。
今まで、海外で行われているPSMAを標的とした治療は、放射線同位元素を用います。
世界で話題を集めている新しい治療戦略は、PSMAをTリンパ球に強制的に免疫して、PSMAを発現している前立腺がんをやっつけるという方法です。去勢抵抗性前立腺がんとなった前立腺がん細胞の大部分にPSMAが発現しています。これを標的とした免疫療法のようです。こちらも、近々、この配信で紹介するつもりです。
◆◆ 内分泌療法(去勢術) その2 基本に戻って ◆◆
進行前立腺がん、転移性前立腺がんで見つかった場合の治療の基本は内分泌療法(去勢術)です。
進行前立腺がんで内分泌療法(去勢術)を始めると、去勢抵抗性前立腺がんとなっても、内分泌療法(去勢術)は継続される場合がほとんどです。
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