ユーフォリアの中、マーケット関係者のほとんどがアホになって
しまっているのでしょうか????
それとも、この私だけがアホになったのでしょうか???
12月15日~16日にはアメリカでFOMCが開催されます。
マーケット関係者の間では、この日のFOMCで「追加の量的緩和
策」や「ツイストオペ(=追加の質的緩和策)」を期待している、
お目出度い人々がけっこう少なくないです。
12月16日のFOMCでは、彼らの「脳天気な期待」は、裏切ら
れることでしょう。
この日のFOMCは、想定以上に「タカ派」でしょう。
なぜならば、
今のドル国債市場には、「FRBが追加の量的、あるいは質的な緩和
策を発動したくても、そんなに大量のドル国債はもう流通してい
ない」のです。
今回のFOMCは、「ハト派になりたくてもなれない派」なのです。
「日銀やECBだけではなく、FRBの緩和策もたいして効かなく
なっている」と言われる最大の理由の一つに、「市場には国債が既
に品薄状態になっている!これ以上の追加の緩和策は無理!」と
いった理由も含まれているのです。
だからこそ、経済刺激策の主役は、中銀から財務省へバトンタッ
チされたのです。
今回のFOMCでは、マーケット関係者の一部が天真爛漫に期待し
ているような「追加の緩和策」は発表されないでしょう。
公表される議事録などでも誇示していまですが、今のFRBは、表
面的にはあたかも「万能の神」であるかのように振る舞い続けて
います。
脇役とはいえ、パウエルFRB議長の重責と苦悩は大変なものでし
ょう。
12月16日のFOMC後の記者会見では、パウエル議長は、マー
ケット関係者の期待を煙に巻くことに全身全霊を注ぐことでしょ
う。が、議長は、マーケット関係者を煙に巻くことに成功するので
しょうか?
今週号の貞子第一メルマガでは、ここらあたりを詳しく解説して、
予測しています。
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