菅政権は円高を止められない
「円高を毛嫌いする張本人」
静かに円高が進んでいます。今年春には1ドル110円台にあったドル円も、16日に終わったFOMC(連邦公開市場委員会、米国版金融政策決定会合)で中央銀行のFRBが金融緩和の長期化を示唆したために、ドルが一段と低下、ドル円は103円台前半まで円高が進みました。FRBメンバーは2023年までゼロ金利が続くと予想しています。
この円高に対しては日銀総裁以上に毛嫌いしている人がいます。それが菅総理です。これまでも円高のたびにピリピリしていて、日銀に円高抑止を求めていたと言います。周辺では100円割れの円高となれば、官邸が大騒ぎになるともいわれています。
幸い、株価がバブル崩壊後の高値を付けるなど、好調なだけに、円高の弊害は目立たないのですが、現在の状況は、円高が進んでも、なかなか政府としても対処しにくい状況にあります。当面、円高対応策をとりにくい要素が少なくとも3つあります。
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