第140号(2020年12月18日号)
『最後の調停官 島田久仁彦の無敵の交渉・コミュニケーション術』
毎週お読みくださりありがとうございます。
第1部【無敵の交渉・コミュニケーション術】のコーナーでは、
今回は、最近行ったオンライン講義でいただいた質問をもとにお話しを進めてみたいと思います。
それは【紛争調停官の一番大事な仕事は何か?】
そして【なぜ紛争調停官という仕事を続けるのか?】
という問いです。
なかなか簡単なようで難しいですが、とても大事な問いだと考えますので、
いろいろと自分でも深く考えながらお話しいたします。
そして国際情勢に目を移すと、今週は変化の土台が整った一週間だったといえるかもしれません。
まず、12月14日に実施された選挙人による投票を受けて、正式にJoe Biden氏が次期大統領に指名されることが決まりました。
これまで祝意の表明を避けていたロシアのプーチン大統領も正式にバイデン氏に祝意を述べ、
それに続いてブラジルのボルソナロ大統領やメキシコのロベスオブラドール大統領も祝意を述べ、
国際社会においても『第46代アメリカ合衆国大統領Joe Biden』が認識されました。
トランプ大統領は国内外で不気味な動きを繰り返しており、外交面では駆け込みの外交とでも言うのか、
中東情勢と対中制裁を中心にバイデン新大統領とその政権に試練を残すような施策を矢継ぎ早に打ち出しています。
これらにどうバイデン政権が対応するのか見ものです。
その政権移行が米国で進む中、トルコを巡る動きが非常に盛んになっています。
トランプ政権はNATOの同盟国であるトルコに経済制裁を課すという非常に珍しい状況を作り出し、
それに欧州各国も追随しています。
対トルコ感情については、バイデン政権でも変わらないか、トランプ政権以上にネガティブであるので、
今後の国際政治を見ていく中で、トルコはどのような位置に自らを置こうとしているのか非常に注目です。
本件については【2】のコーナーでさらにお話しします。
今回もいろいろなお話しをしますが、どうぞお付き合いくださいね。
それでは今週号、スタートします★
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