2020年 第 47号 【長尾和宏の「痛くない死に方」】
皆さん、こんばんは。長尾和宏です。いよいよ冬本番の寒さです。
北海道や東北、日本海側では大雪が降っている地域があります。関越自動車道では大雪
のため、1000台以上の車が立ち往生している。胸が痛い。今は200台まで減った
というが、丸一日閉じ込められている人がいる。空腹もそうだが、女性のトイレや生理、
赤ちゃんのおむつやミルクは……と思うと、本当に心配だ。
メディアはコロナ一色で今年突っ走ってきたが、コロナが流行している中で、当然天災
だっていろいろ起こってくる。これを書いているところで、新島付近では大きな地震が
あった。コロナで病床がひっ迫している今、災害で大きな被害が出たときにどこまで医
療は対応できるのだろう。たとえば今、関東で大きな地震が起こったら……。厚労省も
医師会も、コロナのことで視野狭窄となっており、まったくシミュレーションできてい
ないのではないか。来る災害を想定し、医療崩壊を防ぐためにも指定感染症2類から5
類への見直ししかない。しかし、昨日の報道ステーションに出ていた日本赤十字社医療
センターの医師が「2類相当では、基礎疾患がある65歳以上の方はホテル療養が出来な
いので入院となります。療養型の病院で感染者が出ると地域の基幹病院に転院となり、
診療を圧迫しています』と発言しただけで、報道ステーションに猛抗議が行ったという。
僕には、意味がわからない。
みんな、同じテレビ局の朝の番組に毒されすぎなのではないか?
よく考えてほしい。
毎年、我が国では1000万人がインフルエンザにかかり、うち、1万人が死んでいる。
インフルエンザはワクチンがあるから、コロナとインフルが同じなわけがない!と叫ぶ
医療者も多くいるようだが、ワクチンがあっても、年間1万人が死んでいるという事実。
さらにインフルエンザも、コロナと同様に死者の8割以上が、高齢者だ。
それなのに、なぜ、毎年、インフルで医療崩壊が起きていないのか、不思議じゃない?
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