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支持率が一気に下がった決定的原因は菅義偉の「ショボさ」にある~ウェーバーの「政治的カリスマ性」の総理にとって重要性

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
菅政権の支持率の下落が凄まじい勢いになってきています。 9月の政権誕生時には、歴代三位という7割もの支持率を誇っていたにも拘わらず、たった三ヶ月で支持率と不支持率が逆転。毎日新聞の調査によれば、支持率40%に対して不支持率は何と49%に達するという政権末期のような数値をたたき出しています。 その直接の原因は、1)国民に5人以上の会食の自粛を要請しながら、2)自分は8人で会食をしていたが、3)それがバレたからといってスグにインタビューで大いに反省と口にし、4)かつ、その後の公式謝罪の場面で反省しているのは「国民に誤解を与えたからだ」という意味不明な説明をした、5)しかも、その謝罪の後でまた夕食の「はしご」に出かけていた、といった一連の顛末があります。 この顛末に国民はウンザリしてしまい、支持率が急落したという次第です(なお、上記の毎日世論調査の支持率40%というのはこうした事案が生ずる前の水準ですから、今調査すればさらに酷い水準になっていることは間違いありません)。 もちろん、年があけて国民全体が「心機一転」となることで支持率が持ち直すということもあるのかも知れません。例えば安倍内閣は、モリカケ始めとした様々なスキャンダルでどれだけ支持率を下げても、不思議な事に何度も持ち直し、持病で辞任するまでの8年間、大半の国民から決定的に嫌われるという事態には陥りませんでしたから、菅内閣においても同様の現象が起こることはあるのかも知れません。

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