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佐々木俊尚の未来地図レポート 2020.12.21 Vol.633
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【今週のコンテンツ】
特集
わたしが「移住」ではなく「多拠点居住」を薦める理由
〜〜「コロナ後のライフスタイルとテクノロジー」経済倶楽部講演から(第4回)
未来地図キュレーション
佐々木俊尚からひとこと
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■特集
わたしが「移住」ではなく「多拠点居住」を薦める理由
〜〜「コロナ後のライフスタイルとテクノロジー」経済倶楽部講演から(第4回)
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今年6月5日に歴史ある「経済倶楽部」でわたしがおこなった「無観客」講演の内容を紹介するシリーズの3回目です。演題は「ポストコロナ時代のライフスタイルとテクノロジー」。
わたしは多拠点型の移動生活というのをこの5年ぐらい、実践しています。
もともとは2011年の東日本大震災の後、東京にだけ家がある現状に危機感を感じたからでした。私の実家は兵庫県、妻の実家は広島県で、かなり実家が遠い。そうすると、たとえばもう1度大きな地震が、たとえば首都直下地震みたいなものが来たときに、なかなか逃げる場所がない。だったらリスクヘッジとしてもう1カ所家を借りて、何かあったらそこに逃げ込めるようにしたほうがいいのではないかということで、いろいろ場所を探したのです。
遠くは札幌とか仙台も検討し、伊豆も考えました。伊豆は温暖ですし、海もありますからね。ただ伊豆はちょっと地震が心配で、実際に震災後にいくつか大きな地震も起きています。それで結局落ち着いたのは長野県の軽井沢です。東京から車で3時間ぐらい、電車で行けば1時間ちょっと。軽井沢は東京24区と言われるぐらい、非常に利便性の高いスーパーやレストランやパン屋さんがたくさんある別荘族の町なので、よそ者にも住みやすいというのがあって、2011年夏から家を借りて住み始めました。
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