市場はユーフォリアに包まれていました。
ところが、イギリスで新型コロナウィルスの変異種が見つかり、
猛威を振るっています。
この変異種は感染力が1.7倍強くなっているとのこと。
イギリスは再びロックダウンへ後戻り。
一方、ワクチンについては、「『ファイザー連合やモデルナなどの
mRNA型』ワクチンならば、この変異種には有効だし、変異種が
さらに変異を続けても、『mRNA型』ならば臨機応変にマイナー
チェンジが可能なので、将来においても有効だろう」と、楽観視さ
れています。
ただし、「『mRNA型ワクチン』だけによる一般の人々への供給」
が最大の山場であるこの冬の「変異種による感染爆発」に間に合
うかどうかは、とても怪しいです。
今後このイギリス型変異種が、世界中へ飛び火、「感染最弱国のア
メリカ」へも飛び火したならば、世界経済は一時的にせよ再び「大
幅な成長の減速」に陥る危険性をはらんでいます。
ウィルスには、クリスマスやお正月はありません。
ユーフォリアに包まれたマーケットは、頭から冷水を浴びせかけ
られた格好です。
長い目で見れば、新型コロナが変異して猛威を振るえば振るうほ
ど、アメリカおよび世界経済の成長率が想定外に低下、「各国財務
省によるさらなるヘリマネ出動」の出番がまた増えることになり
ます。長い目で見れば、内外の株式市場では「超ウルトラ過剰流動
性がまた増えて、さらなる大型バブルが形勢される」ことになり
ます。
今年最後の貞子第一メルマガなので、もうちょっと「手放しでお
目出度い話題」で締めくくりたかったのですが、
長期的には無茶苦茶に強気継続しているものの、目先では「要警
戒」の内容になってしまいました。
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