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vol.052:定着をする新中国茶カフェ。鍵は「品質」「ネット」「アート」

知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード
  • 2020/12/28
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード vol. 052 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ みなさん、こんにちは!ITジャーナリストの牧野武文です。 今回は、新しいスタイルの中国茶カフェについてご紹介します。 中国茶というと、スノコの上に小さな急須、小さな茶碗を用意し、技巧を凝らした作法で入れてくれるものというイメージをお持ちの方も多いかと思います。あれはあれで優雅な時間をすごせますが、今の中国で、若者に受けているのはモダンなスタイルのアレンジ中国茶です。 日本でも台湾からタピオカミルクティーが入ってきてブームになりました。中国ではそれ以外にもクリームチーズ入り中国紅茶や、フルーツをふんだんに入れたフルーツ中国茶などが人気になっています。 コロナ禍などの影響もありましたが、日本のタピオカミルクティーはブームが終わってしまったような観があります。流行とはそういうものなのかもしれませんが、中国の中国茶カフェは確実に定着をしていて、相変わらずの人気なのです。 この違いは「品質」「ネット」「アート」の3つにあります。茶葉を含めて上質の食材を使っているために美味しいのです。そして、ネットサービスをうまく活用して、モバイルオーダーやデリバリーに早い段階で対応をしました。これにより、自宅でも楽しめるようになり、コロナ禍でも昨年よりも販売量が増えたほどです。 また、アート性の高いメッセージ、デザインを発信し続けたことにより、中国茶という伝統的飲料を現代の目で見直すレトロモダンの感覚が広がり、老舗企業の製品が再発見される「国潮」現象と呼ばれるムーブメントも起きています。 この分野のトップランナーは「喜茶」で、2012年創業なので、もう8年になります。8年間の間、高い売り上げを保ってきました。もはや流行商品ではなく、完全に定着した商品です。この定着を可能にしたのが、ネットの活用です。 喜茶を例にして、どのようにネットを活用したのかをご紹介します。

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