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第47回-01 『「無意識のウソを見抜く技術」03 総まとめ』

- Arcadia Rose -「 K 」のセルフカウンセリング&心理セラピスト講座 上級編
- Arcadia Rose -「 K 」のセルフカウンセリング&心理セラピスト講座 上級編 第47回-01 『「無意識のウソを見抜く技術」03 総まとめ』 みなさん、こんちには。 Arcadia Roseの「 K 」です。 この度は『セルフカウンセリング&心理セラピスト講座・上級編』を 購読していただきまして、どうもありがとうございます。 今回は『無意識のウソ』の総まとめです。 無意識のウソは様々な問題の隠れた原因になっています。 原因が隠れてしまっているので発見にコツが必要です。 コツをしっかり理解しておくことで大きく役立ちます。 がんばってください。 それでは、はじめましょう。 ―――――――――――――――――――――― <無意識のウソの基本の確認> ―――――――――――――――――――――― まずは、基本技術の確認です。 <ウソを見抜く技術> 1.言葉や行動の『矛盾点』を見つける 2.完全に『論理的』に考える 3.『原因と結果』に注目する 4.言葉より『現実』に注目する 5.『辻褄』が合わない時、必ずウソがある 6.『辻褄』が合う思考で【真実】が見える これを使い事例を確認していきます。 いかがでしょうか。この6つの要素 記憶に定着してきましたでしょうか。 ―――――――――――――――――――――― <ケース01:ユングの事例(第35講)> ―――――――――――――――――――――― それでは、これまでこの講座に出てきた 「無意識のウソ」を確認していきます。 事例ごとに無意識のウソを見抜く時に、 盲点となるポイント を解説していきます。 この 盲点ポイント の部分を意識すると 無意識のウソを見抜きやすくなります。 まずは、第35講のユングの 精神分裂症を完治させた事例です。 このケースの最大の『矛盾点』は どこだったと思いますでしょうか。 「汚水を飲んでいる息子を止めなかった」 というところです。 思い出せましたでしょうか。 通常、母親であれば絶対に止めます。 しかし、相談者は止めませんでした。 そして息子はチフスで他界しました。 これを『現実』に着目し『論理的』に 【辻褄】が合う様に考えていきます。 通常:汚水を飲むのをとめる  → 息子が大切 現実:汚水を飲むのをとめない → 「 ? 」 「 ? 」の言葉を考えるわけです。 すると、 汚水を飲むのをとめない → 「息子が不要」 これで【辻褄】が合います。 これが【真相】となります。 かつて好きだった相手がじつは 自分を好きだと知った相談者は 別の人と結婚したことを後悔し 息子の存在を消したく思った。 これが 「汚水を飲んでいる息子を止めなかった」 ことの理由でした。 ユングはこの厳しい「真相」を相談者に 自覚させ、精神分裂症を完治させました。 このケースの大きなポイントは <ポイント01:勇気をもって判断> 言いづらいことでも勇気を持って判断する と言うことです。 これはどういうことかと言いますと、 普通、母親が実の息子を不要に思う といったコトを言えますでしょうか。 「息子さんが不要だったわけですね」 とは、ちょっとさすがになかなか 悩める相談者に言いづらいことです。 しかし、言いづらい内容だからといって 目を逸らしてしまったら解決出来ません。 ここをしっかりと考えてください。 解決の為には、「真相」が必要です。 その為、たとえ道徳的、倫理的に、 「え!」と引くような内容であっても、 しっかり現実を見て冷静に勇気を持ち 「真相」判断することが必要なのです。 これが1つ目のポイントです。 ユングもこの厳しい内容の真相を 相談者に告げるべきか悩みました。 しかし、「真相」と向き合うことが 精神分裂症の解決に繋がると考えて ユングも勇気を持って相談者に 「真相」を告げたわけです。 そして、その結果、相談者は 精神分裂症から回復できたわけです。 この解決への道筋と「構造」を しっかり理解しておいてください。 勇気を持って判断することを意識して 「無意識のウソ」を見つけてください。 そして、次のポイントです。 <ポイント02:遠回しに伝えない> 確実に理解出来るよう率直に「真相」を伝える こちらも、かなり【重要】なポイントです。 このユングのケースでも、 「母親が実の息子を不要に思う」 という厳しい真相が存在していますが、 ユングは率直に「真相」を告げました。 「あなたはBさんへの未練から息子さんがいなければよいと考えるようになり、息子さんが汚水を飲んでいるのを知っていたにも関わらず止めませんでした。そして、その結果、息子さんはペストで亡くなりました。あなたが精神を病んだのは、自分が間接的に息子さんを殺してしまった事実から目を逸らしていることが原因です」 この様に相談者が目を逸らしていた 真相をしっかり確実に伝えています。 だからこそ、相談者を救えたのです。 もし、これを遠回しに言いってしまい 伝わらなかった場合は解決できません。 伝え方は相談者への配慮は必要です。 しかし、厳しい真相であってもしっかり 相談者が理解できるように伝えましょう。 ここが【重要】なポイントとなります。 大きな悩みや問題の場合には、 厳しい真相が裏にある場合があります。 この様なケースを解決するには、 キレイごとを捨て去り勇気を持ち しっかり真相を見抜いてください。 これが出来ないと解決は無理です。 これが出来れば解決に繋がります。 『難問の解決には勇気が必要です』 しっかりと覚えておいてください。 ―――――――――――――――――――――― <ケース02:離婚からの鬱(第36講)> ―――――――――――――――――――――― これは私が対処したケースです。

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