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【痛くない死に方 2020年第48号】大丈夫か日本!? コロナ対策10の間違い!

長尾和宏の「痛くない死に方」
  • 2020/12/25
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2020年 第 48号 【長尾和宏の「痛くない死に方」】 メリークリスマス。長尾和宏です。 昨日、仕事が終わって深夜になってから近くのスーパーに飯を買いに行ったら、大量の クリスマスチキンと、色とりどりのサラダとケーキが、半額の赤いシールを貼られて山 となっていました。きっと今年は、みんなお家でパーティをするだろうと考えて、たく さんのパーティ料理をスーパーは朝から用意したのでしょう。 しかし意外に需要はなかったのかも。半額のシールを貼られた大きな鶏モモ肉がひっくり 返るようにして一斉にこちらに足を向けている光景は、楽しいどころかどこかグロテスク。 売れ残ったこのごちそうは、明日には一体、どうなっていることやら……。 そんなクリスマスの今日、大阪では無戸籍とみられる住人の高齢女性が餓死していたという ニュースが流れていました。同居していた40代とみられる息子は府警に「母も自分も戸籍 がないため、市役所に助けを求めることができない。救急車も呼べなかった」と話している とか。息子も食べ物がなく衰弱しており、一時入院していたそうです。 二週間前にも確か、大阪・天保山のマンションで、腐敗した60代の母と40代娘の遺体が見 つかった。警察は、いずれも餓死と発表している。冷蔵庫は空っぽで、家の水道やガスは止 められていた。みそなどの調味料すら残っていなかったと。寒かったのか、娘は上着を着た ままで、お財布に残っていたのは、たったの13円。 少し古い統計になりますが、2011年の厚生労働省人口動態調査によれば、1年間にこの国で は1746人が餓死しています。つまり一日に約5人が餓死している計算になるのです。 10年前の調査ですから、今はきっと、もっと多いのではないか。 会食自粛を政府が呼びかけた日に首相が芸能人とステーキ屋で会食し、クリスマスには、 前首相の豪華な宴会の金を誰が出したのかで大騒ぎ。呆れる、というよりも悲しさに襲われ ました。 僕は仏教徒なので、そもそもクリスマスをお祝いする資格などないですし、この年齢になって クリスマスになんの興味もないですが、このイベントが、本来、キリスト教の人たちにとって

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  • 長尾和宏の「痛くない死に方」
  • 本邦初!100パーセント「死」のことについて語るメルマガ。2000人以上を看取った医師であり、日本尊厳死協会副理事として、日々「死」と向き合う医師と一緒に、死に方について考えませんか? 家族の死と向き合わなければならない人、大切な人が死んで、喪失感から抜け出せない人、今、どうしようもなく「死にたい」人も……あなたのこころに届くメッセージが満載です。
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