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94回 愚民化政策の行く末

和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」
玉川徹氏のマスコミ誘発自殺容認発言に頭にきて、別の情報番組をみていたら、橋下氏と立川志らくとかいう落語家が菅氏の会食について議論していた。 橋下氏は、菅氏のスタイルとしていろいろな人から会食して意見を聞くことの意義を主張していたが、立川氏は「今、一番大切なのはコロナだから」と切り返した。 本当に一番大切なのはコロナなのだろうか? 首相という職業がコロナ対策だけをやっていればいいのであればこれほど楽なことはない。 ロックダウンであれ、強制力の発動であれ、人と人との接触を極力減らし、また中国のように全数検査をやって、陽性者を徹底的に隔離すれば、それなりに感染は治まるだろう。 今のご時世、ほかの国も感染症対策のほうに主軸をおいているから外交もいらないというかもしれないが、経済対策であれ、教育であれ、放っておいていいとは思えない。 私の知る医療関係のオーナーは、病院のスタッフ拡充であったり、自治体に便宜を図ってもらうためだったりで、このご時世でも会食をほとんどやめない。

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  • 和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」
  • 世の中のいろいろなことにたった一つしかないと考え、それを信じ込むことは、前頭葉の老化を進め、脳に悪い。 また、それが行き詰った時に鬱になるというメンタルヘルスにも問題を生じる。 ところが日本では、テレビでもラジオでも、○○はいい、××は悪いと正解を求め、一方向性のオンパレードである。 そこで、私は、世間の人の言わない、別の考え方を提示して、考えるヒントを少しでも増やし、脳の老化予防、メンタルヘルス、頭の柔軟性を少しでもましになるように、テレビやラジオで言えない暴論も含めて、私の考える正解、私の本音を提供し続けていきたいと思う。 質問、相談、書いてほしいテーマ等、随時受付。
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