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ビジ選☆リーダーズ Vol.882『売れるWEBデザインマーケティングの法則』(野口哲平)

ビジネス選書&サマリーリーダーズ
■WEBサイトをつくった企業の60%が売上を上げられない 「かっこいい」「おしゃれ」なサイトを作っても、売れなければ、 意味がない。逆に「ダサい」サイトでも、売れるなら、すばらしい サイトと言える。 たとえば、サイト制作において「社内満足度を追求しすぎる」こと がよくある。だが、サイト作りで満足させるべきはユーザーだとい うことを忘れてはならない。 それを忘れて、当初からサイト制作にかかわっていない社内の人間 に意見を聞いて周り、周囲の否定的な意見を拾い上げ、大量の修正 依頼を制作会社に投げる。 こうすれば社内の否定的意見がなくなり満足度は上がるかも知れな い。だが、肝心なサイトの目的やコンセプトからはブレてしまう。 その結果、ユーザーにとって使い勝手の悪いサイトになってしまう。 ★ すべての人に向けたサイトが理想だ。だが、そんなサイトは絶対に 有り得ない。仮にできたとしても、それは制作側が「万人に向けて いる」と感じているに過ぎない。 お客様が「自分に向けられていない」と感じてしまえば、万人に向 けたサイトではない。「何でもできます」「誰でも効果があります」 といえば、お客様は逆に怪しく思い、不安を感じてしまうものだ。 それより「自社の商品やサービスを気に入ってくれる人はどんな人 か」「その人たちの不満や心配事は何か」を徹底的に考えるべきだ。 ターゲットを絞り、寄り添うほうが、圧倒的に結果が出るはずだ。 すべての人を対象と考えることは、ただちにやめるべきだ。絞り込 んだユーザーに向けて発信していくべきだ。それを忘れずにサイト を作ることが何よりも重要なことなのだ。 ★ コンテンツは、思いついた順番に配置するものではない。「売上が 上がらない」と悩んでいるサイトのほとんどは、コンテンツの配置 順に根拠がない。 たとえば、よくある例が、たくさん更新するからという理由で、メ インビジュアルのすぐ下にニュースを配置してあるサイトだ。初め て訪れる人には、まずサービス内容を知ってほしいはずだ。 にもかかわらず、メインビジュアルの下にニュースがあることの意 味はないはずだ。他にも「他社がそのようにしていたので」といっ た理由で、根拠もなく配置されているサイトもよくある。 このように、思いつき順にコンテンツを配置してはダメだ。お客様 が見たいという情報の順番とマッチさせるべきだ。お客様は「自分 の探している情報は、どこにあるのかな」と思えば離脱してしまう。 これは非常にもったいない状態だ。コンテンツは、あくまで「お客 様が見たい」と思う順番に配置するのが正解なのだ。そのためには、 まずお客様の心理を理解する必要があるのだ。 ★ 要件の後出しジャンケンは止めるべきだ。もちろん、デザイン制作 のプロでなければ、進行過程で「これも必要だった」となる可能性 もある。ただ、押し過ぎるべきでない。 それをしないことによるリスクはどれくらいか、売上に直結する内 容かどうかで優先順位を決めるべきだ。何より、制作初期段階で綿 密な設計をしておくことだ。 サイトは、制作会社だけが作るのではない。発注側と制作会社が一 緒に作るものだ。発注側は、商品のプロであり、制作会社はサイト 制作のプロだ。 お互いの専門的知見を交えて意見交換しながらでなければ、良いも のはできない。「一緒に作る」という意識を持つべきだ。それは、 特に難しいことではないはずだ。 「今回はこうしたいのですが意見をください」と言えばいい。それ だけで、アイデアが出る可能性がある。それだけでプロ同士による 化学反応が起こる。それが「売れる」サイトを作るコツなのだ。

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