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(1/2)【「汚染水」放出は避けられないのか】津田大介の「メディアの現場」vol. 419 part1

津田大介の「メディアの現場」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 津田大介の「メディアの現場」 2020.12.4(vol.419/part1) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ──Don't lose your temper── みなさん、こんにちは。津田大介です。 僕の本ではないのですが、限りなく僕の本とも言える(?)新刊情報をお伝えします。 アートジャーナリストの小崎哲哉さんの新刊『現代アートを殺さないために: ソフ トな恐怖政治と表現の自由』がすごいです。第1章がトランプとアーティストの対立 を枕に、現代アートと政治の緊張関係を歴史を振り返って解説。第2章はまるまるあ いちトリエンナーレ騒動に充てられており、騒動とその後の概括としてはもっとも まとまっており、かつ内容も面白いものになってます。かなり水増しして会期終了 に合わせて発売された不自由展実行委の岩波書店のあいトリ本よりも100倍濃い内容 なので、この章だけでも読む価値があると思います。第3章はポピュリストと芸術の 対立、そしてあいトリ騒動に至るまでの日本の美術業界の忖度の歴史が語られ、第 4章はコロナをはじめとする感染症と現代アートの関係をまとめています。 これだけきれいにまとめられたらもう自分であいトリのこと本にしなくてもいいか なと最初は思いましたが、それでも語られていないこともたくさんあるので、朝日 新聞の論壇時評書くの終わったらそろそろ本格的に重い腰を上げて、書き始めなけ ればいけないなと思いました。ぜひ皆様読んでください。アート興味ない人でも骨 太なジャーナリズムとして楽しめると思います。

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  • テレビ、ラジオ、Twitter、ニコニコ生放送、Ustream……。マスメディアからソーシャルメディアまで、新旧両メディアで縦横無尽に活動するジャーナリスト/メディア・アクティビストの津田大介が、日々の取材活動を通じて見えてきた「現実の問題点」や、激変する「メディアの現場」を多角的な視点でレポートします。津田大介が現在構想している「政策にフォーカスした新しい政治ネットメディア」の制作過程なども随時お伝えしていく予定です。
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  • ●毎月4回発行(不定期) ※年末年始、大型連休は月3回発行となる場合があります