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山崎和邦の投機の流儀vol.447

山崎和邦 週報『投機の流儀』
▼447号 ---------- 2020/12/27 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 山崎和邦の投機の流儀 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 【 御礼とお知らせ 】 お陰様で、拙稿メルマガが2020年「資産運用の部(株式)」で第1位を受賞しました。 多くの読者の皆様のお蔭さまでありました。ここに、改めてご報告いたし御礼申し上げます。 以下は、選者から依頼された「受賞のことば」です。 私どもは、正しく恐れ、且つ正しく挑戦するという、正統派投資法を世間に広めたいと願うばかりです。 私は2018年10月2日をアベノミクス相場の大天井と見てきましたから、それ以降は「現金ポジションを高くとって買い場を待とう」と長期間、呼びかけてきました。 そして今年の3月15日号の冒頭で「百年、兵を養うは(今まで現金で持とうと長期間を呼びかけてきたのは、の意)、一日これを用いんがため(この日に買うためだ、の意)」と珍しく檄を飛ばしました。果たして3月19日が1万6500円という、金融危機でなければ生じないPBR=0.8倍を示現し、そこからV字型反騰をしました。そして今は、20世紀の史上最高値と21世紀の最安値との落差の黄金分割比(約61.8%)の戻りという因縁場にいます。   コロナ禍救済のために政府日銀が出した過剰流動性を力としての金融相場が、幕間を入れずに、3年先の業績先取り相場という青春期業績相場に直結したという、いわば二幕連続演出の大相場が3月19日の「陰の極」から1万円以上を上げましたが、青春期相場は「峻厳なる現実の世界」でなく「未だ見ぬ豊富なる可能性の世界」を先見しているのだから、現実を振り返り調整する場面がある方が望ましいでしょう。 今の因縁場を素通りして上がれば当面は高いが、その分の調整は大きくなるでしょう。実は、その時が正しく勇気を出して買うところでしょう。 明るい見通しを語る方が世間では歓迎されるが、私は思った通りを行動し、それを語り、語る通りを書く、ということを信条としてきました。言うなれば、私は文筆家ではなく、思索家でもなく、敢えて何々家と言えば行動家です。

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  • 山崎和邦 週報『投機の流儀』
  • 大学教授(国際金融論、日本経済特殊講義)かつ投資歴61年の現役投資家。前半は野村證券で投資家の資金運用(セルサイドの立場)。後半は自己資金で金融資産を構築(バイサイドの立場)。現在は現役投資家、かつ「研究者」として大学で講義(研究者の立場)。メルマガはこの三つの立場から相場の深層を述べるという趣旨です。メルマガ内で2018年秋以降「アベノミクス相場の大天井圏内にある」と指摘し、現金保有高を高めるように警告。2020年3月15日号で「百年、兵を養うはこの一日に用いんがため」と断言し、その4日後、3月19日に日経平均は1万6500円の大底をつけ、11ヶ月後には3万700円と1.8倍になった。
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