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【第266号】「初心に帰る時に僕が観る、名監督の作品」

ハリウッドで俳優として生きる! 尾崎英二郎の ”夢” を掴むプロセス
僕は、俳優になってから、黒澤監督の傑作群を観るようになりました。 ちょうど、演技の道にいよいよ入るという直前の1991年に『七人の侍』の リバイバル上映があり、東宝の劇場で観ることが叶い、そこから”黒澤映画”を 遡っていくようになったのです。 やがて、 監督のことを知るにつれ、 日本の映画監督たちや関係者、あるいは批評家の方々が、 「晩年は、黒澤監督もその力が衰えた」 と語る論調をよく目耳にするようになりました。 僕はその評価について、いつも 「何か違うな…??」 という思いを感じていました。 69歳〜70歳(映画公開時)といえば、特に当時は、一般の仕事ならすでに定年退職し、 余生をゆっくりと過ごしている年代です。 「晩年は、衰えたよね…」 というような批評は、 誰でも容易に言える言葉ではないでしょうか? (※ 蛇足ですが、「ハリウッド映画も、もうアイデアが枯渇してるよね」という論調にも 僕はいつも首を傾げています。枯渇してるよね、と簡単にいう人ほど、ハリウッドの クリエイターや脚本家たちの本当の懐の深さを知りません) この年齢で、陣頭指揮を取り、直接製作費12億4800万円という巨額の予算を効率よく使いこなし、 超大作に仕上げ、カンヌ映画祭グランプリまで獲得してしまうような、 揺るぎのない「ヴィジョン」を有する映画監督がいるでしょうか?

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  • ハリウッドで俳優として生きる! 尾崎英二郎の ”夢” を掴むプロセス
  • 海外ドラマ『The OA』『高い城の男』『DC レジェンド・オブ・トゥモロー』『MARVEL エージェント・オブ・シールド』『エクスタント』『ヒーローズ』、映画『硫黄島からの手紙』や『ラストサムライ』に出演した俳優尾崎英二郎が、人生の「壁」を突破するために何を実践したのか?挫折に負けない心の作り方、大切な人脈の築き方、英語克服法、緊張との闘い方など、自身の経験をもとに語る。 「夢は実現できる!」進路に悩む中・高・大学生や、仕事の閉塞感を打破したいと感じている社会人に、“無名”から米国ハリウッドでキャリアを積み上げていく姿を通してメッセージを送る。
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