「ニューヨーカーたち」Vol. 143 1/5/2021
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1. ニューヨーク探訪 「マンハッタンの時計台」
ニューヨーク探訪「マンハッタンの時計台」
23ストリートのフィフスアベニューとマデイソンアベニューの間にある公園がマデイソンスクエアパーク。その脇に、「マンハッタンの時計台」として親しまれているビルがある。1900年代初頭に建てられたメトロポリタンライフインシュランスカンパニーの本社ビル。この時代に、優良企業によって建てられたビルはどれも異常なほど豪華に造られている。企業が本社ビルを造ることでイメージを表現した時代。大理石、金粉、樫の木などをふんだんに利用して建築にあたった。この時計台もその最たるものの一つ。
そのビルにマリオットインターナショナルが資本投下してホテルに改造しようと計画したのが約10年前。5年前に、「エデション」という名称のブティックホテルとしてオープンした。上層階はマンションとして販売。その下をホテルルームとする、マリオットが高級ブテイックホテルに対抗して挑んだ企画だった。成功させるため、ブテイックホテルの先駆者と言われたイアン・シュレッガーを起用した。
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